Ｆ戦士たちの旅の思い出

　日本ハムが台湾プロ野球２球団と試合を行った「台湾シリーズ」が１、２日に行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。参加した選手たちは、プレーで盛り上げただけでなく、異国の地の文化や食事も堪能したようだった。日本ハム初となる海外交流試合の開催を記念して、道新スポーツデジタルでは緊急特別企画を実施。同シリーズに参加した８選手を直撃し、海外旅行の思い出を聞いた。ハプニングあり、プチ自慢あり、さまざまなエピソードが出てきました。

斎藤友貴哉　～台湾

「社会人の時に台湾に来ました。小籠包がおいしかったので、そこの店にもう一回、行きたいなという感じです。写真にも撮ったので、覚えています。小籠包というより、チャーハンがおいしかったんですよ。卵チャーハン。それで行きたいなと。１人行動も全然（大丈夫）。むしろ日本とあんまり変わらないので、Ｇｏｏｇｌｅマップさえあれば全然、行けます」

清水優心　～オーストラリア

「小学校の時にソフトボールの日本代表でオーストラリアに行きました。（２０００年）シドニーオリンピックで使われた球場で、バックスクリーンにホームランを打ちました。あの黄色いボールで。すごいでしょ」

石井一成　～グアム、サイパン

　「小学生の頃、家族旅行でグアム、サイパンに行きました。海に行って、真っ黒に日焼けして帰ってきたのが思い出です。大学時代には日本代表でオランダに行ったこともあります」

生田目翼　～台湾

　「海外は社会人１年目、７、８年前にウィンターリーグで台中に行きました。最初は、海外めっちゃ嫌いでした。他のチームの人と一緒にやる感じで、チーム内に知り合いがいなさすぎて、あんまり良い思い出がないです。当時、健矢（鈴木）と同じ部屋で、今考えたらすげーなと思いますね。当時はまだ初めましてだったので、全然仲良くはなかったです。あとは、１年目のときにアメリカに、ドライブラインのキャンプに行ったぐらいで、今回が３回目ですね」

松浦慶斗　～アメリカ

　「中学校の時に日本代表でアメリカに行ったんですけど、毎日、ホットドッグとピザを食べて、コーラを飲んでいたイメージです（笑）。ナイターでの試合が多かったので、午前中にプールに行ったり、バケーションしに行った感じの思い出はあります。オリックスの池田がそこで一緒で、大阪桐蔭でも一緒になった。桐蔭も池田が誘ってくれたんです。今回、海外２回目で台湾に来て、メニューを読むのが難しい。英語は頑張ったら読めるじゃないですか。台湾は（文字が）難しすぎて、頑張っても読めない。メニューが、何を書いているか分からない。一応、英語とかで書いていますけど、コンビニは何書いているか分からないので、難しいですね」

山本拓実　～台湾

　「台湾、２回目なんですよ。２０１８年のウインターリーグの時にも一回、来ていて。でもその時は台中に泊まっていた。買い物に行った時は結構、困りましたね。翻訳アプリを使っても、会話がスムーズじゃないので、なるべく簡潔に伝えたいことを伝えないといけないので、そのへんは難しさがありましたね。良い経験というか、面白かったです。去年の韓国は１泊２日で通訳の人もほぼ付きっきりだったので、全然、困らなかった。自分たちで行動する海外は７、８年ぶりだったので、そのへんはこんな感じだったなって思い出しながら、（今回は）散歩しました」

今川優馬　～アメリカ

　「この前（自主トレで）アメリカ行ったことじゃないですか。デンバーで乗り継いで、セントルイスに行く飛行機の中にｉＰａｄを忘れました。次の日、朝イチで空港に行って聞いたら『今、忙しいから探せない』と言われて、はっ？みたいな。日本だったら、あり得ないじゃないですか。ｉｐａｄを探すアプリで、明らかに位置情報は管理受付センターにあるんですよ。すぐそこにあるのに、ないって言われて。数時間後に来てくださいとなって戻って、また行ったら、デカい、いかついおじさんが隣の倉庫を開けて、これか？って。あるじゃんってなりました。大変でした」

田宮裕涼　～オーストラリア

　「高校の修学旅行でオーストラリアに行きました。高２の時です。ホームステイしました。２泊！　英語はしゃべってないです。フィーリングです（笑）。人工ビーチとか観光したり、学校交流もあったので、現地の高校生と交流したり。それ以外は自分たちで自由行動しました。海外の経験は、台湾とオーストラリアだけ。高校生の時には千葉選抜で、台中に行ってグーリンとも対戦しました。今回、台湾に入る時に、（両人さし指を立てて）これ（指紋認証）が懐かしかったです。高校生の時もやったなって」