コンサドーレ
前節・名古屋戦を2-2で終われる打開力がないと上位には食い込めない《平川弘のCool Eye》
パフォーマンスは悪くはない 次節・柏戦からまた勝ち点積み上げて
5月27日の名古屋戦では1-2と敗れ、リーグ4連勝とはいかなかった札幌。しばし小休止だが、パフォーマンスは悪くはない。次節の柏戦からまた勝ち点を積み上げていってほしい。
痛かった名古屋戦の先制点 術中にはまったという感じのゲーム
何はともあれ、名古屋戦は開始早々の失点が痛かった。あれがなければ名古屋はもう少し前に出て来て攻めたはずだ。そうすればDFラインの背後にもっとスペースがあって、札幌が攻められたと思う。
引いてスペースを消されたため、札幌は攻撃のスピードアップができなかった。名古屋の術中にはまったという感じのゲームであった。先制パンチは、FWユンカーの位置を確認できておらず裏を取られたDF福森のミス。だが、ダイレクトのFW永井のパスが素晴らしかったし、ユンカーとのかけっこでは勝ち目がない。FW菅にもっと絞ってカバーしてほしかったところだが、ルーズボールからいきなりのキラーパスだったので、それも酷。DFとしては福森に責任があるものの、まずは相手を褒めるべきではなかろうか。
裏のスペースを消され、真ん中を固められた。サイドからの崩しで活路を見いだそうとした札幌だが、単調なクロスはすべてはね返された。相手DF藤井、中谷、丸山の3枚は恐ろしく堅かった。おまけにサイドのMF和泉とDF森下も加わって5バックとなり、名古屋は頑強なブロックを築き続けた。
あと5分早く1点目が決まっていたら 追いつけた可能性は十分あった…