北海・今北主将 2ラン含む3安打2打点と躍動「夏も連覇できるように」【春季全道大会】
■春季全道高校野球決勝 北海13―2北海道栄(5月30日、札幌円山)
4試合で打率.444 2本塁打 6打点
主将の貫禄を見せた。3番に座った主将の今北孝晟二塁手(3年)が、七回に今大会2本目となる2点本塁打を放つなど、3安打2打点と主軸の役割を全うした。今大会は4試合で打率.444、2本塁打、6打点と躍動。昨秋の全道大会決勝で敗れた悔しさを晴らすためにも、最後まで負けるわけにはいかない。
今大会最後のアーチは「冷静になってボールをしっかり見て打つ意識」
七回2死二塁、甲高い打球音が球場に響き渡った。曇り空を切り裂いた白球は、大きな放物線を描きながら、右中間スタンドに着弾した。今大会最後のアーチを今北は「素直にうれしかった。前の試合で1本もヒットを打てなかった。冷静になってボールをしっかり見て打つ意識がホームランにつながった」と振り返った。
昨秋全道決勝はクラークに延長の末1―3 「ミスで負けてしまったので…」
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主将を担い、中軸に座り、センターラインを守る―。攻守において、誰もが認める中心選手だ。昨秋の決勝はクラークに延長の末1―3で敗れ、選抜甲子園を逃した。守備の乱れが決勝点。「去年の秋はミスで負けてしまったので、練習から試合の緊張感を意識してやってました」と厳しさを持って、チームを引っ張ってきた。
チームの成長も実感 「夏も連覇できるように」
目標の一つである春の頂点をつかんだ。「1人1人が頭を使う。自分にできることは何か、考えることが去年よりもできるようになった」とチームの成長も実感。「夏も連覇できるように」と気を引き締めた。盤石な投手陣を、今北が中心となって盛り立てることができれば、さらに隙のないチームが構築されるはずだ。
決勝戦の【プレーバック】
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