5月31日ヤクルト戦先発の上沢 「考えながら投げることがすごく大切」
今季5勝目を狙い 「チームが勝てるように、チャンスをつくれる投球をしたい」
日本ハムの上沢直之投手(29)が、31日にエスコンフィールド北海道で行われるヤクルト戦に先発登板する。今季5勝目を狙うエース右腕は「しっかりチームが勝てるように、チャンスをつくれる投球をしたいと思います」と、中6日のマウンドへ向けて闘志をみなぎらせた。
普段、対戦しないセの打者には 対戦中に感じ取る情報が大事
セ・リーグ球団と勝敗を争う交流戦。普段のシーズンとは異なる感覚で、相手打線と対峙する。「普段、対戦しないバッターが多い。投げながら『このバッターはこういう感じか』というのを考えながら投げることがすごく大切。データや動画でしか相手のことが分からない。実際に対戦して、それをいかに早くしっかり感じ取れるかが大事」。直感を上手に働かせ、快投を目指す。
連敗中のヤクルトにも「村上だったり、長打が打てる選手はたくさんいる」
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昨季リーグ連覇を達成したヤクルトは今季、なかなか波に乗れずにいる。交流戦前には1引き分けを挟み10連敗を喫するなど苦しいシーズンが続く。それでも上沢は「打つべき人が打ったら勝つチーム。村上だったり、長打が打てる選手はたくさんいる。しっかり1人1人集中しながら、とにかく僕ができることをやるだけ」と警戒を怠らない。ツバメが誇る3冠王を封じ込め、勝利への道筋を描いてみせる。
験担ぎだった夫人の手作りカレーは たらこパスタへ変更
内助の功があってこそ、最高のパフォーマンスを発揮できる。好投続きだった最近の登板前は、夫人の手作りカレーを食べるのが習慣になっていた。だが、前回登板の24日・ソフトバンク戦では、7回2失点の力投報われず敗戦投手に。今回は「パスタ説が濃厚かな。麺類の方がすぐエネルギーになってくれるので1回変えてみようかな。たらこパスタをお願いしました」と、ルーティンを変更して試合に臨む予定だ。〝験担ぎ〟も抜かりなし。チームの大黒柱は、人事を尽くして天命を待つ。