《SHINJOの信条》それは泣いたし。あれは覚えていますよ
■交流戦1回戦 ヤクルト1-2日本ハム(5月30日、エスコンフィールド北海道)
―交流戦初戦はしびれるゲームだった
「僕はセ・リーグ出身なんですよ。元々タイガースにいて、やっぱり交流戦になると雰囲気がガラっと変わって、めちゃめちゃ楽しかったですね」
―細川が好返球
「(ヤクルト)石川くんに対して2軍でライト前を1本打ってたので。それだけ。それだけでいったろうと思って。慣れないセンターで。あの、去年から慣れないところでね、ああいう返球ができるってことは実力があるっていうことなので。明日もいってもらいます」
―万波は4番らしい本塁打
「これね、両リーグトップでしょ? 写メ撮っといた方がいいですよ。いや、でもね、去年から本当に少しずつですけど成長して。彼のね、努力して、そういう風にトップで。これが長続きはするとは思わないんですけど。これからが楽しみな選手ですね」
―勝ち越しから継投は慎重に
「ああいう緊張する場面で。結構一人一人に投げさせたいというタイプなんですよ。そんな意味で、宮西くんでいってもらって、玉井くんで、前回もそうだったんですけど。で田中正義くんにつないで。まあ田中正義くんはなかなか面白い場面をつくってくれますね。今日の表情はね、マウンド上がった時から笑顔があったんで。あ、今日は大丈夫かなと思って。前回はもう全く歯が見えてなかったんで、もう怒ったろうかなと思って」
―九回途中で建山コーチがマウンドへ
「俺が行きたかったんですよ。そしたら建山コーチが行ったから。で、もう1回、俺が行くわって言ったら、行けませんとか言われて。あ、2回行けないのかと思って。まあまあ、何をアドバイスしたか、ちょっと分からないですけど、いいアドバイスをね。いつも」
―交流戦の最初のゲームで勝利
「まあ、でも、今年に関してはね。1年、当たり前のことですけど、今日という日を1勝ずつ重ねていって、トップを目指すっていうことだけかな。交流戦どうこうっていうのはあまりないかな。 キーポイントの一つではあるんですけど、あんまり意識はしてない。まあ、選手が今、レギュラーを掴みたい、一流選手になりたいっていう思いでやってるんで、それが勝利に繋がってくれたら最高だと思うし、成長してくれるのが楽しみですね」
―高津監督とメンバー交換で話していた
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「元気?っていう話で、僕は元気です、という話はしました(笑)。背負っているものが違うので。でも2年連続でリーグ優勝させたすごい監督で、逆に僕だったら、2年勝ったら今年は楽しもうよってなるんだけど(笑)。そこは高津さんのレベルがすごいところ持っているだろうから」
―5月は勝ち越し
「あんまり意識はしていないかな。勝ち越しとか。とにかく3連戦で2つ勝ちたいなという意識はありますね。最初に負けても2つ勝とうと。なかなか3つ勝つのは簡単じゃないし。勝てたら選手のおかげといつも思っていますね」
―ヤクルトのことを意識していないかもしれないけど我々は覚えていて
「まったく。去年は去年でトライアウトだったんで。もうまったく。言われるまで全然、分からなかった」
―ミーティングでも
「まったく。ないないない。今年がスタートという意識しかなかった。変な情報与えないでください(笑)。 選手もないんじゃないかな、北山くん以外(笑)。投げさせたいなと思ったけど」
―覚えている
「それは泣いたし。あれは覚えていますよ」
―ベストな試合だった
「だと思う。ここ何十年でも、ねー。ベストゲームでしたよ。でも覚えていない(笑)。正直忘れていた。今年は今年のファイターズだから。1戦目とって、流れよくね、明日ぽーんと。明日ピッチャー誰ですか?」
―市川
「ちょっと研究します」
―万波は当分4番か
「うん。固定します」
―何が一番いいか
「選球眼がいいです。自分が『あ、変なボール振ってしまった』と思ったらダメダメダメって。打席でもう一回、キャンプからやってきたところを取り組もう、前の空振りは忘れよう、という意識があるから、最後もね、しっかりフォアボール取ったし。去年とは全く違う万波くんが出ているから、そういうところで4番でいこうって思いましたね」
―外の変化球を振らなくなったのが選球眼の良くなったところか
「でしょうね。いつも正面を向く、重心をここに置くっていう。もうそろそろ覚えたでしょう、重心のポジションは。構え遅れしないか、いつも不安というか。ま、でもそれが彼の打席での流れをつくって。いやあ、2本目はありがたかったですね。あれは」
―状態が落ちてもすぐに復調する
「ちょっと落ちた時期があったんですよ。そこでズルズルズルズルいく去年だったんですけど、それが何かのきっかけで、自分で修正している。直していったところが成長ですね」
―メンタル面のアドバイス
「今年はほとんどしゃべっていないですね。ただ体のね、ケアとかはサポートするし、そういうところだけ。それはもう、八木コーチと稲葉GMが素晴らしいアドバイスをしていると思うし、僕が言うこともない。ただ体だけが。やっぱ体をどっか痛めるとリズムも狂ってかばったりするとあれなんで。彼、強いですよ。体。体が強い子なんで。それが一番嬉しいかな」
「いくら技術があっても、けがしたらいつも言うようにね、野球選手じゃないから。グラウンドに立てないってことはね、恥ずかしいと思わないといけないですよね。けがすることに対して。もうレギュラーはどんどんどんどんなくなっていくよっていう。けがしたら。そういう世界なので。もうこれで活躍してね、1軍で過ごせば給料も上がって、その給料が上がったことによって、またさらに倍の給料にしてやろうという気持ちが練習につながていく。これは間違いないですよ。そこで諦めないことですよね。駄目だったときに。だから2軍の選手とか、すごい打率とか結果を残して、いつも呼ばれるような状態でいてほしいんですよね。今、呼びたい選手がいないんですよ。チャンスを与えたいのに。すぐ呼ばれても大丈夫というポジションにいてほしいですよね。今日も山口くん打ったんですけど。お、2桁(の背番号)にしたいなって思わせるバッティングをね。そういうところですよね」
―奈良間も高打率
「今日もね。打っていたんですけどー。結果というより、このバッティングフォーム、スイングで1軍のピッチャーに対応できるか、というところしか見ていないですからね。まだ2軍のピッチャーに対して詰まりながらヒットを打っていても、ちょっとポイントは近すぎるから。まあファウルだろうなという考えになるから。泳いでヒットを打っているんだったら、まだいいんですけど。そういうところはしっかり見ていますね。今日の山口くんはね、(相手)隅田くん? 1軍レベルのね、しっかりしたポイントでしっかりスイングして軸ブレないポイントで打っていたので。あれが続いたらもう、吉村さんにお願いしに行こうと思っている。はい。チャンスですからね」