万波が両リーグ最速2桁の10&11号「スクショしておきます」初の2打席連発で単独キングに
■交流戦1回戦 ヤクルト1-2日本ハム(5月30日、エスコンフィールド北海道)
新庄監督が4番起用明言「シーズンを通してジェイと一緒に争っていけたら」
若きスラッガーの勢いが止まらない。日本ハム・万波中正外野手(23)が30日、エスコンフィールド北海道で行われたヤクルト戦に「4番・右翼」で先発出場。四回に両リーグ最速の2桁となる10号同点弾、六回には自身初の2打席連発となる勝ち越しの11号ソロを放った。
4番の仕事をきっちり果たし、新庄剛志監督(51)は「少しの間は4番でいかせようかな」と明言。万波は「素直にうれしく思いますし、シーズン通して4番をジェイ(野村)と一緒に争っていけたら良いなと思います」と言葉に力を込めた。
右へ左へ自画自賛の放物線 決勝弾は「打った瞬間、行ったかな」
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右へ左へ豪快な放物線を描いた。まずは1点を追う四回先頭で迎えた第2打席。相手先発左腕・石川の初球ストレートを右翼席へ運んだ。「本当にいいホームランでした。ちょっと自分でもびっくりするぐらい、うまく運べました」と自画自賛した。
さらに1ー1の六回には、2死から石川の133キロを左中間スタンドへ。勝負を決める一発となり、「打った瞬間、行ったかなっていうすごくいいホームランでした」。指揮官もベンチの手すりを叩いて、喜びを表現した。
苦手意識の左腕から初アーチ「10本目指します!」お立ち台でファンに公約
進化を示した。今季、左投手からは初アーチだった。「投げてくる角度が違うので、ちょっと左ピッチャーは苦手意識があった」というが、一回2死一塁から右前打をマーク。「きょうの3本でここから左もどんどん打っていけるように、と思えるような1日になりました」と大きな手応えを得た。
パ・リーグ本塁打ランキングトップに浮上し、「(スマホで)スクショしておきます」とニンマリ。「すごい皆さんがいる中で、一瞬でも(名前が)上がるのは本当にうれしい。まだまだ、打ち続けられるようにより頑張りたい」と声を弾ませた。
ヒーローインタビューで掲げた交流戦での公約は「ホームラン10本目指します!」。打って打って打ちまくり、キングの座を死守する。