ファイターズ
2023/05/31 01:05

吉田輝星 キング・万波ら「同級生で頑張りたい」 高校時代に仲を深めたミレニアム世代

八回から登板し、2回完全投球を見せた吉田(撮影・近藤裕介)

■イースタン・リーグ7回戦 西武9ー3日本ハム(5月30日、鎌ケ谷スタジアム)

2軍西武戦で2回パーフェクト 5月は6試合計14回5失点(自責3) 防御率1・93

 じわりじわりと、輝きを取り戻してきた。日本ハムの吉田輝星投手(22)が30日、2軍西武戦(鎌ケ谷)に八回から登板し、2回をパーフェクトに抑えた。

 最速145キロの直球が走り、今季から本格的に投げ始めたカットボールが生きた。2三振を奪い「真っすぐとフォークだけでカウント球も決め球もいっていた去年までと比べると、カットボールがあってすごい楽な感じはある。真っすぐはこの前良くて、今回はちょっと力みましたけど、ファウルも取れていた。1軍で何度も対戦して、いつもしつこく粘られた呉(念庭)さんから真っすぐで空振り三振も取れましたし、いいと思います」と手応えを口にした。

島崎2軍投手コーチ「きょうの投球を続けられれば上に推薦できる」

 3、4月は調子が上がらず悩める日々を過ごしたが、ようやく復調気配だ。5月は6試合に登板し、14回を投げ5失点(自責3)、防御率1・93。島崎2軍投手コーチは「きょう(30日)の投球を続けられれば、上(1軍)に推薦できる」と次回以降の登板に期待を寄せた。

高校3年秋の国体で 若きスター候補たちが集結

 刺激を受ける男たちがいる。吉田は2001年1月生まれで、00年生まれと同学年のミレニアム世代。今季から大学に進学した同世代が、プロの世界に入ってきた。そんな若きスター候補たちが一堂に会し仲を深めたのが、高校3年秋の国体。右腕は「柿木とか奈良間とかも集まってきて、(藤原)恭大とか、根尾さんとか、蛭間も来て」と当時の仲間の名前を挙げ、懐かしそうに思い出を話し始めた。

「なぜか僕の部屋に全員が来た(笑)」「根尾さんだけ『さん』」

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