加藤貴 昨季交流戦は防御率0・00 セ強打者にも「ストライクゾーンで勝負」
昨季の交流戦は26回無失点 今季も真っ向勝負を宣言
〝交流戦男〟再びだ。日本ハムの加藤貴之投手(30)が6月1日、エスコンフィールド北海道で行われるヤクルト戦に先発する。昨季交流戦は4試合に登板し、26イニング無失点で、防御率は0・00。今季もセ・リーグの強打者相手に真っ向勝負を挑むつもりで「どんどんストライクゾーンで、変わらず、勝負していけたら」と静かに闘志を高めていた。
スタイルは変えない。昨季はヤクルトと中日をともに7回0封、広島とDeNA相手にもそれぞれ6回を投げて無失点を誇った。特定の打者を警戒するよりも、一人一人に集中。早いテンポで投げ込み、試合をコントロールする。
前回登板は6回1失点 自身3連勝にも反省忘れず
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
高い次元で課題を見いだし、改善を図りながらシーズンを戦っている。前回25日のソフトバンク戦(エスコン)は6回1失点の好投を見せていた。与えた四球は1つ。首脳陣も高く評価する内容だったが「スライダー系の曲がり球がちょっと、抜けすぎたというか。(正しく)体を使えていなかった。そこはある程度、修正できた」と準備に余念がなかった。
今季成績は4勝2敗で、自身3連勝中だが、個人成績には無頓着だ。「野手が点を取ってくれていますし、中継ぎにも感謝している。リリーフのおかげで勝てている試合が多いと思うので。粘り強く投げたい」。左のエースは過信せず、マイペースで腕を振る。