【コロナからの夜明け】⑤ 北海道発のアイドル「タイトル未定」 今年も「TIF」に出演! 谷乃愛「すごく楽しみ」
阿部葉菜「今年はもっともっとメディアに出たい」
明るい未来が待っている―。札幌ドーム公演を夢に掲げる北海道発のアイドル「タイトル未定」は2020年に始動した。コロナ禍の暗く長いトンネルを歩いてきたが、5月8日に新型コロナの感染法上の位置づけが「5類」へ移行。声出しライブも解禁となり活気が戻ってきた。この勢いを逃すわけにはいかない。23年を飛躍の年とするべくメンバーの阿部葉菜は「今年はもっともっとメディアに出たいです」と〝メディアジャック〟を宣言した。
谷乃愛「めちゃくちゃエネルギーを感じます」
今年2月、目標に掲げていた「Zepp Sappro」公演を成功させた。歓声が復活したことによりステージとフロアが一体となって会場のボルテージは一気に上がった。谷乃愛は「めちゃくちゃエネルギーを感じますね。やっぱりコールとかがあってこそのアイドル。最初は久しぶりの感覚でびっくりしたんですけど、めちゃくちゃ楽しいですね。コロナも落ち着いてきてすごいうれしいですね」と笑顔を見せた。
コロナ禍のデビュー活動にもどかしさ感じた
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
デビュー時はコロナ禍まっただ中で活動にはどうしても窮屈さが伴っていた。阿部は「夢とか活動の告知を堂々とできなかったのはもどかしかったです。遠征ができるようになってからも、キャリーケースを持って歩いていると駅の中で嫌な顔をされたりちょっとしんどかった部分はあります」と苦しい時間を振り返った。レッスン中もマスク着用が必須で、メンバー同士で会うときもなるべく会話しないように距離を取らざるを得なかった。
冨樫優花「旭川に住む家族に会えなかった」
冨樫優花は「旭川に住む家族に会えなかった。当然ライブにも来られず思うような活動もできていなかったので、しばらくの間心配を掛けてしまいました」。家族との〝距離〟が遠くなったことを痛感。また、川本空は昨年11月に新型コロナウイルスに感染し「ライブに出ることができなかった。楽しみにしていてくれたファンの方に申し訳無かったし悲しかった」と肩を落とした。
昨年TIFに初出場初優勝
それでも苦難に負けず、歩みを進めてきたことで花は開きつつある。昨年は「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」のメインステージ争奪ライブで優勝。今年も出演が決定しており、谷は「初めての出演なのにメインステージに立てた。TIFは本当に憧れ。今年もすごい楽しみです」。昨年は谷の大好きな乃木坂46の5期生も出演しており「移動中にすれ違って『あーっ!』って」と言葉にならないほど感激したそう。
9月に「Zepp Sappro」でワンマンライブ
そして、9月5日には2度目の「Zepp Sappro」でのワンマンライブが控えている。谷は「コロナも落ち着いて(観客動員の)キャパもどんどん大きくなって、もっと(会場を観客で)びっちりできる状態になると思う。本番までにもっと観客を増やさなきゃいけない」と力を込めた。
川本空「北海道の顔になる!」
約3年〝我慢〟した分、これからの追い風に期待を寄せる。4月28日に日本テレビ系列の「バズリズム02」、5月12日にはテレビ東京の「超音波」(関東ローカル)でスタジオライブ出演を果たした。川本は「今年の目標はたくさんの人にタイトル未定を知ってもらって、北海道の顔になることです!」とキッパリ。冨樫も「これからも目の前にあることに最善を尽くしてファンの皆様と一喜一憂しながら歩んでゆけるグループでありたい」と意気込んだ。新型コロナに屈せず、大きくなったタイトル未定。明るく照らされた道をファンと共に歩んでいく。
2020年デビューの4人組アイドルグループ
■プロフィール タイトル未定 2020年4月にTwitterのツイートから始まった。北海道出身の冨樫優花、谷乃愛、川本空、埼玉県出身の阿部葉菜からなる4人組のアイドルグループ。21年、初のアルバムとなる「青春群像」を発売し、「青春群像ツアー」を東京、名古屋、札幌の3都市で開催した。翌22年は「前人未踏ツアー」に続き、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」で北海道のアイドルグループ初となるメインステージ争奪ライブで優勝した。