LOVE PSYCHEDELICOではKUMIも曲作りに取り組むが「Uniollaではイチ歌い手。そこが大きく違うかな」と話す。深沼は「KUMIがもう少し日本語を多く歌ったらどうかなっていうのがあって、ひたすら妄想してました」と笑った。そして、3曲を提供し、その中の1曲を選ぼうとしたが「それぞれの良さがあって、これは一塊なんじゃないかなっていうのがUniollaになったって形ですね」と深沼。
2021年11月に1stアルバム「Uniolla」をリリース。そして約1年半の月日を経て、満を持して「Love me tender」を発売する。KUMIは「1stアルバムは創世記。それが2ndアルバムでやっと現実の世界に降り立ったということなのかもしれない」と話すと、深沼も「世の中にUniollaですって出てから作るアルバムは、また違った意味で本当の1stアルバムなのかなっていう気もします」と続けた。
7月25日から3大都市ツアー
7月25日からは東京、大阪、名古屋の3都市を回る「Uniolla Tour 2023 "Love me tender"」も控えている。KUMIは「デビューや1stツアーがコロナ禍だったので楽しみです。そんなにたくさんはライブができていないバンド。やっぱりライブをやってこそだと思うからすごく楽しみ」と心待ちにしている。
コロナ禍を経て日常のありがたみを痛感した。「Love me tender」も「日々の生活に関しての考え方、心構えってすごく変わるものだなと思ったのが曲を書くきっかけとなって、そういうテーマで書いている」と深沼。「絶対この先も作りますけど」と前置きした上で「一片の悔いなしと初めて言えるようなアルバム。次も作ると毎日宣言しないと危険なぐらい、いいアルバムになった」と胸を張った。
■プロフィール Uniolla(ゆにおら) LOVE PSYCHEDELICOのボーカル・KUMI、深沼元昭、林幸治、岩中英明の4人組バンド。LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIもレコーディングエンジニアとして全面的にバックアップしている。2021年11月に1stアルバム「Uniolla」をリリースし、同年12月に「Uniolla 1st Tour 2021」で東京、大阪、名古屋を回った。