サブマリン鈴木 2日の巨人戦に先発 被弾恐れず大胆勝負
最優先は四球減 狭い東京ドームでもスタイル貫く
日本ハムの鈴木健矢投手(25)が2日、東京ドームで行われる巨人戦に中5日で先発する。本塁打が出やすい球場だが、被弾を恐れない。四球減少を最重要テーマに掲げ、果敢にストライクゾーンで勝負する。
フライアウトが多い鈴木の投球スタイルだと、一発の危険性が高まる。JX―ENEOS時代の苦い記憶がよみがえる。「東京ドームは狭い印象しかないです。それこそ社会人の時なんですけど、レフトフライだと思ってロジンを触っていたらホームランになっていた。マジかと思って」。多少詰まらせても、スタンドまで運ばれる感覚があった。
今季13試合で被弾なし G岡本&中田にも真っ向勝負だ
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今季は13試合に登板し、いまだ本塁打を許していない。ただ、長打を警戒しすぎて慎重になると、四球のリスクが上がる。「(首脳陣から)ホームランはOKと言われています。最近は四球が多いのであまりキチキチではなく、ストライクゾーンを攻めていければ。建山コーチが『ゾーンで攻めたもん勝ち』と言っていた。恐れずに投げていければ」と強気の投球をイメージしていた。
前回5月27日の楽天戦(楽天モバイル)は5回無失点も、4四球を与えて窮屈な投球を強いられた。緩急を使いながら、打たせて取ることで、リズムが生まれる。売り出し中のサブマリンは岡本、中田ら重量級のスラッガーにも臆することなく、立ち向かう。