伊藤 侍ジャパンで共闘の岡本和を警戒 3日の巨人戦に先発登板
中7日の先発マウンド 相手は本塁打12球団トップの巨人打線
日本ハムの伊藤大海投手(25)が3日の巨人戦(東京ドーム)に先発登板する。この日は短距離ダッシュなどで調整。中7日で迎えるマウンドへ向けて「ジャイアンツ打線はすごく振れている。でも思い切って自分のボールを投げていけたらいいかなと思う。ビビることなく、ぶつかっていきます」と力を込めた。
2日の試合前時点で、巨人打線は12球団トップの57本塁打を記録。一発の出やすい東京ドームでの登板は、少なからず投手心理に影響を及ばす。「岡本さんはすごく状態が良いと感じるので、1打席目がすごい大事。そこでうまいこと攻めることができたら」。強力打線の中心を担う大砲へ、最大級の警戒を払うつもりだ。
日本球界を代表するスラッガーとの駆け引きも心待ち
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2人は今春開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共闘。侍ジャパンの世界一奪還に大きく貢献した。大会期間中は野球談義に花を咲かせたこともあった。「野球の話もしていました。スライダーをすごい褒めてくれて。逆にそれを、あした狙われたら怖いなと思います(笑)」と冗談を交え、手の内を知る者同士の駆け引きを待ちわびた。
黒星を喫した前回登板から中7日 髪色チェンジで心機一転
前回登板した5月26日の楽天戦は、八回途中4失点の粘投も報われず敗戦投手となった。失意の降板から1週間。心機一転を図り、グレーのハイライトが入った髪を黒く染めた。髪色をトーンダウンした理由について「もう(今年で)26になるので。真面目にいこうかな」と説明した。
見た目こそ変化したが、ヤンチャさは秘めたままだ。「3日後ぐらいに本性が表れると思う(笑)。グレーとちょっとピンク。きのうやりました」と、時間の経過と共に再び髪色は派手になるという。〝らしさ〟を忘れぬ怪腕が、変幻自在の投球で幻惑する。