ファイターズ
万波 4番で3安打&プロ初盗塁 新庄監督も高評価
■交流戦1回戦 日本ハム8ー2巨人(6月2日、東京ドーム)
4試合連続の4番出場 「テンションを上げて試合に入れている」
若き大砲に貫禄が漂ってきた。日本ハムの万波中正外野手(23)が2日、東京ドームで行われた巨人戦に「4番・右翼」で先発出場。3安打の活躍でチームを快勝に導いた。五回にはプロ初盗塁を決めるなど、超攻撃的な姿勢でチームをけん引。打って良し、走って良しの背番号66が、6月の大逆襲を先導する。
広角への打ち分けが成長と充実を物語る。第1打席から中前打、右中間二塁打、左前打と快音を連発した。4試合連続で4番を務めた万波は「一日を通して良い打席が送れたかな。まだまだかなと思いますけど(打順は)すごく意気に感じる部分もあります。テンションを上げて試合に入れています」と笑顔でゲームを振り返った。
3得点とチャンスメーク 5番のマルティネスが3打点
すぐ後を打つ5番・マルティネスも3打席連続安打。中軸の躍動が得点に直結した。先制点を奪われた直後、四回の攻撃では連続長打であっさり同点に。「嫌な雰囲気になったけど、2人ですぐに追いつけた。それはすごく良かった。きょうは僕が打点を挙げたわけではないので、もう本当にマルちゃんのおかげです」と謙虚なコメントで同僚に花を持たせた。