《SHINJOの信条》(マルティネスは)ファースト守ってる時もマスクかぶって
■交流戦1回戦 日本ハム8-2巨人(6月2日、東京ドーム)
―今季最多の14安打を放った
「ジャイアンツがものすごく千葉で勢いづけてきたので、点取りゲームになるんじゃないかなと予想していたんですけど、うちのチームの調子の悪いバッターが結果を出してくれたので、すごいうれしいです」
―鈴木が粘りの投球で六回途中2失点
「あんだけ左バッターを揃えられたら毎回ドキドキで、捉えられ始めたらすぐ代えようかなっていう準備はしていたんですけど、本当に粘ってくれて。彼にはサイドスローからアンダースローに変えてみないっていうことを言って、すごい僕の期待に応えてきてくれているので、すごく頼もしいです」
―次回登板は間隔を空けながらになるか
「中2日くらいでいけるんじゃないかな。彼のピッチングなら。ゆっくり休んでもらってね、次の登板に備えてほしいです」
―打線は中軸が機能した
「今のところ、まだちょっとケガ人が多いので、レギュラーの固定はできないんですけど、今の時期に出た選手は必ずレギュラーを取るという気持ちで、みんな戦っているので、それが良い結果につながっていると思います」
―上川畑にもタイムリーが出た
「昨年、良い成績を残して、2年目のジンクスではないけど。それは相手も生活が懸かっているので、すごい研究をして抑えにくると思うんですけど、そこを何とか自分の力でしか乗り越えられないので。彼には期待しているので、自分の力で乗り越えてくれという気持ちしかないですね」
―矢沢が九回に左翼の守備からマウンドへ
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「実は予定になかったんですけど。こういうね、東京の、東京ドーム、僕大好きなんで。この舞台で投げてくれんかと。レフトからちょっと投げてほしいということで、急きょ用意してもらっていってもらいました。良かったですよ」
―多くのファンが楽しみにしている
「ね、それが一番うれしいです」
―あしたは伊藤先発登板する
「彼はエンジンがかかってきたので、抜け殻からちょっと脱出してきているので期待しています。豚骨ラーメン最高」
―鈴木の粘りが見事だった
「毎回、いつつかまるかってね。思ったでしょ?でも何とか、のらりくらりと。五回か。ちょっと岡本(和)くんに対してタイミングをずらして投げてくれたところがね、うまかったというか、彼は今めちゃくちゃ調子良いからね、良かったですよ」
―マルティネスのリードはどうだったか
「僕は好きなんです」
―捕手で出る時によく打っている
「いやいや、よう分からん。分からないところが面白いんですよ。そう、そこなの。で、マスクをかぶると打つんですよ。ね。ファースト守っている時もこう、マスク被って(笑)。ずーっとはキャッチャー守らせられないので」
―加藤豪はバッティングの調子がずっと良い
「まあでも、まだ何打席?そんな立っていないでしょ?こういう時期ってあるんですよ、誰でも。ボーンっていって、ガーンって下がって、この下がった時期が短い選手がレギュラーを取る。必死だと思いますよ、みんな」
―矢沢を投げさせるのはどのタイミングで決めたか
「急きょ。もうね、15分前くらいかな。いける?って。頼む投げさせてって。足、ダダこねて。いやもう決まっているんでっていうから、いやちょっと何とか変えてくれって。で、急きょ投げてもらった」
―先に守らせたのも指示か
「そうそう。松本くんの足を考えて、矢沢くんでいって点数がポンポンって入って、ちょっと投げさせたいなって」
―守備から投げさせる流れをやってみたかったのか
「本当は1人に誰かが投げて、レフトから持っていきたかったっちゃ、持っていきたかったですけどね」
―イニングの途中でか
「そうそう。でもこの点差じゃ嫌ですね。やっぱ1点差、2点差くらいでそうやってみたいなって気持ちはありますけど。まだ段階的にこういう点差。きょうは勝ちゲーム、この間は負けゲームで、だんだんだんだん点差のない時に行かせて、どれくらいのピッチングができるか。まあ、この点差だったらね、楽にいけたと思うので。もう気持ちの問題なので、そうなると。球自体も悪くなかったし」
―四回1死一、二塁、鈴木がバントを空振りし、一、二走が重盗。あの空振りは偽装か
「あれは、ピッチャーが空振りするケースがあって、ランナーが飛び出して、キャッチャーからセカンドに来るからセカンドランナーはその勢いでサードに走って、ファーストランナーはついて行けよっていう作戦なんです」
―偽装ではない
「偽装じゃない。空振りするケースが、確率が高いから、空振りしたらもうサードに行ってくれという指示」
―最初から決めていたか
「決めて。だいたい空振りしますんで。良い作戦がハマった」
―その後鈴木がバットに当てて遊ゴロ。三走をホームに迎え入れた
「あれは作戦じゃない(笑)。あれは頼む当ててくれ、何とか当ててくれって。あした同じように、ピッチャーが空振りをしたら行く準備はしておいてほしいということは伝えます」
―交流戦ならでは
「そうですね。大城くんは肩が良いので、肩が良いキャッチャーはセカンドにポーンって反射的に投げるから、それを利用してサードに行けたら。まあまあまあ、バント成功が一番なんだけど、2つ頭に入れておいてくださいということですね」