宮西また偉業 江夏豊に並ぶ通算829試合登板
■交流戦2回戦 日本ハム2ー3巨人(6月3日、東京ドーム)
歴代6位タイ 球界のレジェンドに肩を並べた
球界のレジェンドに追いついた。日本ハムの宮西尚生投手(38)が3日、東京ドームで行われた巨人戦でプロ通算829試合目の登板を果たした。歴代6位の江夏豊に並ぶ偉業だ。「(江夏さんは)レジェンド過ぎて、答えられへん。(登板数歴代上位は)すごい人ばっかやから、僕が言えるようなことはない。選びすぎて変な言葉になる」と大先輩に最大限の敬意を表した。
緊迫の場面でマウンドへ 中田との勝負かなわず「また対戦できれば」
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この日は同点の八回1死一、二塁でマウンドに上がり、代打登場した同期入団の元チームメート・中田と対戦。2球目に重盗を決められ一塁が空くと、ベンチの判断で申告敬遠となった。「僕はどっちでもよかったので、お任せしますと。それで、(ベンチが)じゃあ(申告敬遠で)と。勝負したかったですけど、そこは打ち取れる確率の高い方を選ぶのはチームの作戦なので。また対戦できればと思います」。
結果的には続くブリンソンに左前に適時打を浴び「(状況は)難しかったですけど、抑えないといけない仕事。その後すぐに同点にしてくれましたけど、責任は感じています」と悔しさをかみ締めた。
揺るがない信頼 今季ここまで防御率0・54
今季はここまで21試合に登板し、防御率0・54。11ホールド1セーブをマークしている。一度の救援失敗ぐらいでは、首脳陣やファンの信頼は全く揺るがない。前人未到の通算400ホールドまで残り「9」と迫る北の鉄腕は「もう切り替えている。切り替えてやっていきたいと思います」と次を見据えていた。