コンサドーレ
2023/06/04 00:30

札幌DF田中駿 後半ロスタイムVARでのゴール認定に「今年一番興奮しました」

勝利を決め、喜ぶ決勝点を決めた田中駿(右)ら札幌イレブン(撮影・玉田順一)

■J1第16節 柏4-5札幌(3日、三協フロンテア柏スタジアム)

 スタジアムに駆けつけた9769人の観衆がVARでの確認の結果を固唾をのんで見守った。確認を終えた主審がホイッスルを吹いて指をさしたのはセンターマーク。そのシグナルは、後半アディショナルタイム3分のDF田中駿汰(26)のゴールが認められ、北海道コンサドーレ札幌が勝利に大きく近づく5点目を勝ち取ったことを示すものだった。殊勲の田中駿は「今年一番興奮しました」と勝利の熱気がまだ残る口調で振り返った。

点の取り合い、アディショナルタイム1分に追いつかれ

 柏の粘りに大いに苦しめられた。前半31分のFW小柏剛(24)のゴールで3-1。札幌が2点先行したが、その3分後にカウンターから失点を許すと後半8分にはとうとう同点に追いつかれてしまう。同24分、MF金子拓郎(25)のゴールで再び勝ち越すも、同アディショナルタイム1分に再び追いつかれた。あと一歩のところでスルリと手からこぼれ落ちそうだった勝ち点3。それでも強大な破壊力を誇る今季の札幌はそのままでは終わらなかった。

「みんなが諦めずにやれたことが結果につながった」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい