札幌MF金子 キャリアハイ今季8ゴール目「ミートすることだけを考えて撃ちました」
■J1第16節 柏4-5札幌(3日、三協フロンテア柏スタジアム)
後半24分、CKからのこぼれ球をボレーシュート
MF金子拓郎(25)が自身の最多記録を更新する3試合連続ゴールを決め、キャリアハイとなる今季8ゴール目をマークした。
激しいシーソーゲームが展開され3-3で迎えた後半24分。札幌のCKを相手GKがパンチングすると、こぼれ球に左足を振り抜いた。「とりあえず枠に飛ばすこと。ミートすることだけを考えて撃ちました」。得意の左足から放たれた豪快なダイレクトボレーが見事ゴールネットに突き刺さった。
3戦連発&リーグ戦自己最多得点
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このゴールで3試合連続ゴールとリーグ戦での最多得点、2つの自己記録を更新した。「特に意識はしてなかったけど、毎試合ゴールは常に狙っていますし、3戦連発とコンスタントに点を取れていることは評価できます。点を取れているのはチームメートのおかげでもあるのでそこはみんなに感謝しています」。仲間たちへの感謝の気持ちを口にした。
「最後また勝ち越せたことでチームとしての力がついてきたかな」
後半43分に今季リーグ戦で初めて途中交代。交代後に一度柏に追い付かれはしたものの、ベンチからDF田中駿汰(26)の決勝ゴールのシーンを見守った。VAR確認の結果、オフサイドは無く田中駿のゴールが認められたことについて「めちゃめちゃうれしかったです。(同点に追い付かれて)ああいう嫌なムードから最後また勝ち越せたことでチームとしての力がついてきたかなと思います」と喜ぶ一方、「でも本当は(後半の)失点無しで5-2ぐらいで勝てた試合だと思うので、そこはチームとしてもっと成長しなければいけない部分かな」と今後の戦いに向けて気を引き締めた。
「朋樹と緊張感の中で試合ができたことは本当にうれしい」
以前から楽しみにしていることを公言していたMF高嶺朋樹(25)との対戦がついに実現した。「直接マッチアップするシーンはあまりなかったけど、客観的に見てターンする能力だったりボールを奪う能力はすごく抜けている部分があると思うので、朋樹とこういうふうにいい緊張感の中でJ1で試合ができたことは本当にうれしい」。次の柏との戦いは9月30日または10月1日。舞台は札幌ドームだ。リターンマッチを挑む高嶺と柏をはね返して、シーズンダブルを達成してみせる。