ファイターズ
佑 引退試合後のセレモニーで涙、涙…「僕が持っているのは『最高の仲間』です」
■日本ハム4ー3オリックス(17日、札幌ドーム)
試合後には引退セレモニーが行われた。入団から年間の歩みが映像で紹介され、斎藤はかつて指導を受けたオリックスの中嶋監督、中垣巡回ヘッドコーチや日本ハムの荒木投手コーチ、チームメートから涙ながらに花束を受け取った。
続いて栗山監督やプロ入り時の監督だった梨田氏からねぎらいと激励の言葉が届いた。さらに早実高の大先輩、ソフトバンクの王会長も映像で登場し「家族、奥さんを幸せにしてやってほしい」と、熱いメッセージが贈られた。
引退スピーチの後は、記念Tシャツを着た選手、スタッフらに胴上げされ、5度宙を舞った。最後は登場曲だった光GENJIの「勇気100%」を清宮、吉田らが鎌ケ谷で熱唱する映像が流れ、斎藤は笑顔を浮かべながら、ゆっくりと球場内を回った。
佑ちゃんTALK
―11年間で印象に残っている思い出は
「12年の開幕投手を栗山監督から指名してもらって、完投勝利できたことはとてもうれしかったです」
―退任が発表された栗山監督への思いは
「たくさん迷惑をかけたし、たくさん面倒も見てもらった。その中で叱られたことも、褒められたこともある。言葉がまとまらないくらい尊敬できる方だなと思います」
―今後の進路は
「何かしようと、もちろん思っていますけど、もう少し立ち止まって考える時間が必要かなと思います」
―応援してくれたファンへ
「ファイターズに来てから11年、もっと言えば高校3年生から斎藤佑樹という野球選手を長い間見守っていただいてありがとうございました」