上原 秋山、西川封じで2勝目つかむ 6日の広島戦に先発
闘志みなぎる赤ヘル軍団との一戦 高校3年間を過ごした広島
日本ハムの上原健太投手(29)が6日、エスコンフィールド北海道で行われる交流戦の広島戦で先発する。チームを勝利に導くため、自らに課したテーマはストライク先行と左打者封じ。セ・リーグ上位の高打率をマークしている秋山翔吾外野手(35)、西川龍馬外野手(28)らを警戒しつつ、真っ向勝負を誓った。
広陵高出身の上原は3年間を広島で過ごした。カープへの思い入れは強く「学生時代に注目してもらっていた球団ですし、その広島を相手に良いピッチングをするというのは、気合が入る」と闘志をみなぎらせた。
左バッターが勝敗のカギ 強気のピッチングも期す
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今季、対左打者の被打率は・333。データ的に右打者よりも相性が悪い。ブルペンでは変化球の制球、精度にこだわって投げ込み、課題の修正に取り組んできた。広島の得点源になる秋山、西川らを念頭に置き「左に打たれる傾向があるので、どうやって抑えるか。率を残しているバッターをしっかり打ち取ることがポイントになる」と強調した。
当然、慎重になりすぎると、相手の思うつぼだ。不用意な四死球は避けるつもりで「ストライクをバンバン投げることが一番大事。ストライクゾーンで勝負することだけを考えていく」と強気の姿勢は崩さない。5月30日のヤクルト戦(エスコン)で今季初勝利を挙げた左腕は、勢いそのままに連勝をもくろむ。