松本剛が新本拠地初アーチ 目指すは昨年辞退したオールスター初出場
■交流戦1回戦 広島3-2日本ハム(6月6日、エスコンフィールド北海道)
4月23日楽天戦以来 広島エース・大瀬良から先制の2号2ラン
日本ハム・松本剛外野手(29)が6日、エスコンフィールド北海道で行われた広島戦に「2番・左翼」で先発出場。三回に4月23日の楽天戦以来の一発となる先制の左越え2号2ランを放った。新本拠地〝初アーチ〟に「ホームランバッターではないので、打てたらいいなくらいに思っていた。打ててよかったです」とうなずいた。
2死三塁の好機で迎えた第2打席。相手エース・大瀬良が投じた148キロを振り抜き、左翼ポール際に運んだ。「(前カードの)東京ドームでみんなが気持ち良く打っていたのに、僕だけ仕事が出来なかった。ロースコアが予想される展開なので、何とか先にと、そこはよかった」。主力選手としての意地を見せた。
昨年の球宴は直前に左膝を骨折して辞退 今年は中間発表から外野手部門トップ
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5月上旬に両アキレス腱痛で3試合を欠場。患部の状態は万全ではないものの「(今は)安定している。付き合いながらですね」と試合に出続けている。そんな松本剛には、大きなモチベーションがある。年に1度の祭典「マイナビオールスターゲーム」の出場だ。首位打者のタイトルを獲得した昨年は、ファン投票で選出されていたが、直前に左膝を骨折し辞退していた。
「いまの数字ではもうちょっと頑張らないと。選ばれるまで結果を残したい」
今年は中間発表が始まった5月22日から、外野手部門トップの座を死守している。「めちゃくちゃうれしい。ファンの方が選んでくれるのは誇りに思っていい。今年は何とか一つの目標なのが正直なところ」と感謝。「いまの数字ではもうちょっと頑張らないといけない。何とか1位でいけたらいい」と発奮材料になっている。
ファン投票の結果発表は6月28日。「まだ分からないですけど、選ばれるまで結果を残したい。いまは何とか自分の中で、体的にも耐えないといけない。チーム的にいい試合が続いているので、僕がもう1つ乗っていければガッといけると思う」。チームを上位に押し上げ、今年こそ憧れ続けた夢舞台に立つ。