先発・上原 新庄監督の「四球3つでファームね」に発奮 6回6安打1失点
■交流戦1回戦 広島3-2日本ハム(6月6日、エスコンフィールド北海道)
「ボール先行したら、もう震え出すくらいプレッシャーでした」と1四球にまとめて好投
日本ハムの上原健太投手(29)が6日、広島戦(エスコンフィールド)に先発し、6回6安打1失点と好投した。降板後に逆転され、勝ち星はつかなかったが、「前回よりはフォアボールも抑えられたので、良かったかなと思います。前回はランナーを出してから簡単に1点取られて、ものすごい後悔したので、取られるにしてもどうにか粘って、粘って、粘ってやっていきたいなと思っていたので、それはちゃんと体現できたのかな」とうなずいた。
「フォアボール出すぐらいだったらマジでホームランでもいいと思って」
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新庄監督からの〝厳命〟が効いた。「(前カードの巨人戦が行われた)東京ドームの1戦目か2戦目に、監督から『前回、フォアボール何個出したの?』って聞かれて、4つですと言ったら、『せめて2つ。3つ出したらファームね』って」。この日は「ボール先行したら、もう震え出すくらいプレッシャーでした」とビビりながらも、1四球のみにまとめた。「フォアボール出すぐらいだったらマジでホームランでもいいと思って。3ボールになったら、打たれてしまえと思っていた。それでヒットは6本は打たれましたけど、結果としては良かったかなと思います。どのみち打たれるんだったらもう、早いカウントで打ってもらって、打ち損じを待っているような感じではあったんですけど、でもそのぐらい気持ちが良かったのかな」。ファーム行きを回避し、安堵の表情を浮かべた。
次回先発起用も建山投手コーチが明言 「積極的にゾーンの中で勝負していた」
建山投手コーチは上原の投球について「カード頭の重要性も分かってくれましたし、素晴らしいピッチングでした。積極的にゾーンの中で勝負していた。自分のボールの力をしっかり信じているからこそストライクゾーンに大胆に入っていけたと思う。本当に良かった」と絶賛。次回の先発起用も明言した。6連戦が続く交流戦。大事な火曜日を任される上原の力投が、好調なチームを支えている。