ファイターズ
加藤豪 臭すぎる手袋でデビューから9戦連続安打「臭いので早く終わってほしい」
■交流戦1回戦 広島3-2日本ハム(6月6日、エスコンフィールド北海道)
3試合連続のマルチ安打をマーク 五回には泥臭く一塁ベースにヘッスラ
元メジャーリーガーの勢いが止まらない。米球界から逆輸入された日本ハムドラフト3位ルーキーの加藤豪将内野手(28)が6日、エスコンフィールド北海道で行われた交流戦の広島戦に出場し、3試合連続のマルチ安打をマーク。NPBデビューからの連続試合安打を「9」に伸ばした。
4試合続けて3番で起用 打率は.417まで上昇
五回2死二塁。詰まった一ゴロもヘッドスライディングし、タッチの差で内野安打を勝ち取った。「審判が(ジャッジする際に)見やすいからそうしただけです」とクールに振り返ったが、泥臭く、結果を残した。七回2死では、栗林から右前にクリーンヒット。4打数2安打で打率は.417まで上昇した。
4試合続けて3番で起用され、得点源として機能している。新庄監督も「ゾーンに入っているんじゃないですか。必ず落ちてくる時期が来るから、それをどう乗り越えるかは本人次第なので。今はもう何も言うことないですよ」と手放しで褒めた。
本当に臭かったのは…
故障が癒え、2軍で実戦復帰して以降、加藤豪はピンクの同じバッティンググローブを着用している。安打が続くため、験担ぎを兼ねているが、最近、耐えがたい苦痛を味わうことになったという。試合後、抱えている衝撃の悩みを明かした。
「ずっと同じ手袋を使っているんですよ。連続安打記録があるので、変えられないじゃないですか。もうボロボロになっていて、構えるときに臭ってくる。臭いので早く終わってほしいです、記録が。終わったら新しい手袋にできるので。打つときにピッチャーのことを考えられない。臭いことしか考えられない」。悪臭と戦いながら、快音を響かせている。