ファイターズ
加藤豪 験担ぎやめ、臭すぎる手袋交換も記録更新 デビューから10戦連続安打
■交流戦2回戦 広島1-0日本ハム(6月7日、エスコンフィールド北海道)
三回、八回と4試合連続マルチ安打も記録 10試合で打率.425
米国から逆輸入された日本ハムドラフト3位の加藤豪将内野手(28)が7日、エスコンフィールド北海道で行われた交流戦の広島戦に出場し、三回にNPBデビューから出場10試合連続となる安打を放った。八回には中前へ運び、4試合連続マルチ安打も記録。異色ルーキーがまたまた大暴れし、日本球界を席巻している。
広島の投手陣を攻略できず、日本ハム打線は4安打に封じられたが、このうち2安打は加藤豪のバットから生まれた。
相手・九里の思惑を読み取り 「絶対に落ちる球がくる」と狙い定めた
三回1死一、二塁。「絶対に落ちる球がくると思っていた。ゴロを誘い、ゲッツーを取るために」という読みが的中した。相手先発・九里の沈む球にバットを合わせ、中前に落として満塁へとチャンスを拡大。八回は2死から、2番手・ターリーのスライダーをはじき返した。出場10試合を終え、打率は.425となった。
首脳陣の期待を上回るペースで安打を量産している。ただ、本人は過信していない。過去の経験も踏まえ「今は調子がいいんですけど、調子が悪い選手も結構いる。そういう選手のためにも僕が打とうと思っていて。野球は波がある。自分が打てないときに、ほかの選手が打ってくれたらいい。チームプレーなので。面白いぐらいに波がみんなにくるので、今は僕が乗っているだけです」と受け止めた。