ファイターズ
2021/10/19 12:52

若手躍動 野村先制V打、万波トドメ弾

一回の先制機に野村はしぶとく左翼へ適時打を放つ

■日本ハム5-0楽天(18日、楽天生命パーク宮城)

 フレッシュオーダーが機能した。大黒柱の近藤、西川がベンチスタートとなった試合で、有望株の若手が奮起し、連勝を呼び込んだ。
 まずは、13試合ぶりに4番に入った高卒3年目の野村だ。一回1死一、三塁で楽天・弓削のカーブに反応し、しぶとく左前に運んだ。大振りはしなかった。「何とか後ろにつなぐことだけを考えて打席に入った」と振り返った通り、必死に食らいついて貴重な先制点をもぎ取った。
 トドメは同じく高卒3年目の万波だった。2点リードのまま、膠着(こうちゃく)していた六回。1死一、二塁で福井のスライダーを強振し、左翼席に運んだ。7月10日以来となる4号3ラン。セールスポイントのパワーを存分に見せつけ「最高です。打席に入る前に西川さんからアドバイスをもらったおかげで打つことができた」と充実感をにじませた。
 今季は長打力不足、得点力不足を露呈し、低迷の原因になった。ただ、若い力は育っている。近未来の主軸を担う21歳コンビが、それを証明してみせた。

 

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