加藤豪 記録ストップ&3連敗に「自分のせいで負けた」
■交流戦3回戦 広島7ー2日本ハム(6月8日、エスコンフィールド北海道)
4打数無安打でデビューからの連続試合安打が「10」でストップ
日本ハムの加藤豪将内野手(28)が8日、エスコンフィールドで行われた広島戦に「2番・一塁」で先発し、4打数無安打に終わった。ドラフト制後の新人最長記録を更新していたデビューからの連続試合安打は「10」でストップ。「いつかこの日が来るとは、みんな思っていたと思うんですけど、それに加えてきょうは負けプラス3連敗。本当に自分のせいで負けたと思うので、あしたに切り替えないといけないという日だと思います」と悔しさをかみ締めた。
五回無死一、二塁でのバント処理を猛省
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
打席で打てなかったこと以上に悔やんだのは、記録に残らない守備でのミスだった。同点の五回無死一、二塁の場面で、上本の犠打にチャージするも処理しきれず、慌ててカバーした上沢が一塁へ悪送球(記録は犠打と上沢の失策)。無死満塁とピンチが広がり、この回の一挙3失点につながった。
「バントの処理ができなくて、それはもう自分の経験不足。あの場面でしっかりサードで刺して(後続)ゲッツーにできていたら、多分勝っていた試合。きょうは自分のせいで負けました」と責任を背負った。
ここまで打率・386の4ホーマー7打点
米国で生まれ育ち、10年のマイナー生活の末、昨季メジャーデビューを果たした。今季、ドラフト3位で日本ハムに入団した逆輸入ルーキーは、けがで開幕1軍は逃すも、5月25日のソフトバンク戦でNPB初出場。そこから破竹の勢いで打ちまくった。ここまで11試合に出場し、打率・386、4本塁打、7打点。この日は快音を鳴らせなかったが、すでにチームに欠かせない戦力になっている。
次カード阪神戦でリスタート 「切り替えないといけない」
ミスや敗戦を引きずっている暇はない。9日からはセ・リーグ首位を快走する阪神との3連戦が待ち受ける。「自分のことだけを考えると、きょうの試合は反省することが多い。それでもそこを切り替えていかないといけない。チームメートも多分、万全な形で来るので、自分だけ引きずっていたら申し訳ないだけなので、チームメートに対して悪いプレーをしないように頑張りたいです」と力を込めた。
日本での野球人生は、まだスタートしたばかり。記録はいったんリセットされたが、ここからまた1本ずつ安打を積み重ねていく。