左膝負傷の札幌DF馬場 約3週間ぶりに全体練習に合流 18日ルヴァン杯磐田戦へ照準
■6月8日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
京都戦での負傷時は危険を察知し「踏ん張らないで力を抜いた」 軽傷には安堵
5月19日京都戦(札幌ドーム、2〇1)の試合途中に左膝を負傷し、戦線を離脱していた北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(21)が、約3週間ぶりに全体練習に合流。今月18日のルヴァン杯磐田戦(札幌ドーム)での復帰に照準を合わせて、調整を行っていく。
京都戦の試合中、ボールを奪いに行った場面で、相手選手の足が馬場の左膝に接触。「(相手選手が態勢を崩して)足を振ったようになって。来ると思ったので、踏ん張らないで力を抜いていたから、(ケガが)軽くなったと思います。あそこでちょっと踏ん張っていたら、もう少し危ないところまで行っていた気がします。危機察知能力が出ました」と振り返り、最悪の事態を免れたことへの安堵感を口にした。
現在のコンディションについては「もう全然(大丈夫)。早く試合がしたい。天皇杯も行けたはずなのにって感じです」。焦らず万全を期して磐田戦に向けて調整することとなった。
今季から筋トレの強度を上げ肉体改造
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MF駒井善成(31)からの誘いもあり、仲の良いMF田中宏武(24)やDF西野奨太(19)とともに、今季キャンプ終了後からクラブハウスで筋トレを行うようになった。「東京Vのときは1週間に2回くらいでしたけど、強度は増えました。回数も量も。試合前以外は(疲労が)残らない程度にやれています」。まだ筋トレの効果を、自身で実感できるまでには至っていないが、「(フィジオセラピストの)セウソが(メニュー作成を)やってくれるので。まずは背中を。腰がちょっと悪いので、そこを今、治しつつという感じでやっています」。筋トレによって強靱な肉体を手に入れたとき、どんなプレーを見せるのかに注目だ。
「試合に出たいなって気持ちが、ただただ湧いてきました」
離脱中、公式戦で3勝1敗。チーム状況については「相当いいじゃないですか。逆に柏戦とかは、勝っているときに俺が出ていれば、もう少し守備は頑張れたかなって。攻撃はJトップクラスだから、あそこについて行けるように早く頑張らなきゃと。試合に出たいなって気持ちが、ただただ湧いてきました」。背番号3がピッチへ戻ってくるとき、札幌は攻守にもう一段レベルアップできるはずだ。