14日先発の加藤貴 豪腕・バウアーとの投げ合いへ「間近で見られるのは光栄」
セ界の強力打線を相手にも平常心 「変わらず初回から全力で」
日本ハムの加藤貴之投手(31)が、14日に横浜スタジアムで行われるDeNA戦に先発する。昨季は交流戦で4試合に先発し、計26イニングを無失点。セ・リーグの並み居る強打者を封じ込めたが、今季は力投報われず白星を得られていない。左腕は登板へ向けて「変わらず初回から全力で。良い感じで投げられればいいかなと思う」と短い言葉に決意を込めた。
サイ・ヤング賞右腕との激突に心躍る
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強力打線に対して、平常心の投球を心がける。DeNA打線は12日時点で12球団トップのチーム打率を誇る。打率・384をマークする宮崎を筆頭に、佐野や牧ら一発長打の破壊力を併せ持つ打者たちが顔を揃える。加藤貴は「僕は挑戦者のつもりでやっている。キャッチャーと話をして全員としっかり勝負できるようにしたい。自分の持っているものを出して、ミット目がけて投げるだけ」と自らの投球に集中する構えだ。
相手先発のバウアーは、2020年にサイ・ヤング賞を受賞。MLBでもトップクラスの実力を示した豪腕との投げ合いに自然と心は躍る。「すごいピッチャーっていうのは分かっているので、間近で見られるのは光栄。うれしく思って投げたい」。緻密なコントロールと緩急自在の投球で、最強の助っ人に投げ勝ってみせる。