■６月１４日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌は３日間のオフを挟み、全体練習を再開した。ハードルジャンプやインターバル走を含んだフィジカルメニュー、４対４＋フリーマンでのパスゲームなどを行い、１８日のルヴァン杯ホーム磐田戦（札幌ドーム）に向けて調整した。

ルヴァン杯得点ランク２位タイ　クラブ史上３人目の得点王も視野

　ＦＷミラン・トゥチッチ（２６）はルヴァン杯でここまで３ゴールを挙げ、得点ランク２位タイに付けている。クラブ史上３人目となるルヴァン杯得点王も視野に入れ、２年ぶりのプライムステージ進出に導くゴールを決めてみせる。

　磐田戦がグループステージ最終節。ここまで３勝１分１敗、勝ち点１０でＡグループ２位に付けており、この試合で引き分け以上ならばプライムステージ進出が決定する。トゥチッチは勝利した３試合全てでゴールを決めて貢献してきた。

　ルヴァン杯の得点ランキングでは、４得点の名古屋ＦＷ酒井宣福（３０）に次ぐ２位タイ。１９９７年のＦＷバルデス（８得点）、１９年のＦＷ鈴木武蔵（７得点）に続く、チーム史上３人目の同杯得点王へ期待が掛かる。３試合連続ゴールに向けて、「チームのパフォーマンスが良かったら、点を取れなくても落ち込むことはない」と勝利第一という姿勢を貫きつつ、「もちろんストライカーとしてゴールを取りたいという熱い気持ちはあります。チャンスがあるならばゴールを目指していきます」と、虎視眈々と上積みを狙っている。

ファンサービス解禁で積極的に参加　「うちのサポーターは本当に素晴らしい」

　この日は約３年半ぶりにファンサービスが全面的に再開。２０２１年８月に加入したトゥチッチにとっても初めて制約が無い中で行えるということで、サインや写真撮影に笑顔で応じた。「サポーターと会う機会ができて良かった。うちのサポーターは本当に素晴らしいので、感謝の気持ちしかないです」と戻ってきた日常に笑顔を見せた。

　「チームは調子が良くて、そして雰囲気もすごく良い。次の試合をみんなすごく楽しみにしています。この間の試合後はしっかり休んでリフレッシュしてきたので、みんなで勝てるように練習を頑張っていきたい」。フレッシュなトゥチッチがゴールで４勝目に貢献し、プライムステージ進出を確実なものとする。