■６月１５日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌ＦＷ菅大輝（２４）が、激戦のリーグ前半戦を振り返った。

前半戦終え３Ｇ１Ａ「ちょっと少ないですね」

　開幕前、今季目標として５ゴール１０アシストを掲げていたが、前半１７試合を終えて３ゴール１アシスト。この数字について「少ないなという印象です」と自己評価を下す。「前半戦は左ＷＢをやることが多かったが、今Ｊ１で一番得点を取っているチームの中で３ゴール１アシストはちょっと少ないですね」。昨季記録したキャリアハイの４得点まで早くもあと１ゴールに迫っているが、ここまでＪ１最多３８得点を積み重ねている攻撃陣の一員としては物足りなさを感じているようだ。

「自分たちのサッカーをし続ければほぼ負けることは無い」

　残り１７試合となったリーグ戦。後半戦に向け「１試合１試合、いい時と悪い時があると思いますが、悪かった時に修正力を発揮してピッチの中で改善できるようにしていけば、負け試合も勝ち試合に変えていけると思っています。攻撃力を維持して自分たちのサッカーをし続ければほぼ負けることは無いと思うので、それを貫き通せればいい」と意気込みを見せる。

「一緒のピッチに立って戦えるのはうれしい」

　前半戦で昨季に比べ大きく出場機会を増やした選手がいる。菅にとって札幌Ｕ－１８の２学年後輩にあたるＤＦ中村桐耶（２２）だ。その戦いぶりについて「ミシャさんの信頼をつかんだのかなと感じます」と躍進をたたえる。「ユースで一緒にやった選手と一緒のピッチに立って戦えるのはうれしいことですし、戦っている姿を見せられているのはいいことだなと自分の中で感じています」。共に左サイドを主戦場とする菅と中村。リーグ後半戦は２人の連係で相手守備陣を崩しきるシーンが何度も見られることに期待したい。

１８日磐田戦「しっかり勝って予選突破決めたい」

　１８日にはルヴァン杯グループステージ最終節の磐田戦（札幌ドーム）が控える。引き分け以上で、自力でのプライムステージ進出が決定する。「引き分け以上にはなっていますけれど、しっかり準備してしっかり勝ちきって予選突破を決めたい」。準優勝した２０１９年の決勝戦で先制ゴールをゲットした菅。再び決勝戦まで駆け登り今度こそ優勝カップを手にするためにも、チーム一丸となってプライムステージへのチケットをつかみ取る。