倉本聰脚本の新作映画「海の沈黙」小樽でロケ 本木雅弘、小泉今日子、中井貴一ら出演
2024年度公開予定
富良野市在住の脚本家・倉本聰氏(88)による新作映画「海の沈黙」のロケが小樽市内で行われた。主演は俳優の本木雅弘(57)が務め、小泉今日子(57)との「花の82年組」による共演が実現。この日の会見にはメガホンを取る若松節朗監督(74)、中井貴一(61)、菅野恵(28)が出席した。2024年度公開予定で北海道ロケは7月上旬まで行われる。
倉本聰氏35年ぶり映画の脚本
倉本氏が映画を手掛けるのは1988年公開の「海へ~See you~」以来、実に35年ぶりとなる。「素晴らしい俳優さん、スタッフのみんなが台本をリスペクトしてくれて、深く読んで頂いて集まってくださったことに感謝しております」と礼を述べた。世界的な絵画贋作事件と小樽の海で発見された水死体事件の二つの出来事を軸に、本木が演じる天才画家と小泉が演じる元恋人との大人のラブストーリーが描かれる。
本木雅弘「倉本先生のオーラを受け止めるのが精一杯」
倉本作品に初出演となる本木は「倉本先生にお会いしたのは今日が初めてで、そのオーラを受け止めるのが精一杯。恋愛を絡めながらどういう風に体現できるか。迷いも含めていろいろな大人の事情が映ってくれれば」と意気込んだ。
小泉今日子「(本木とは)同期で同志のような存在」
本木と小泉の共演は、92年に放送されたフジテレビ系列のドラマ「あなただけ見えない」以来。本木が「小泉さんはいつも一歩先を行く人という感じでした。感慨深いです」と話すと、小泉も「出会ったときは15歳ぐらいで、同期で同志のような存在。俳優としてまた同じ作品で力を合わせることができるのはとてもうれしいことです」と笑顔を見せた。
映画「沈黙の海」小樽ロケ撮影とオフショット
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ロケ現場には制作スタッフと報道陣であふれていた
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リハーサル撮影で緊迫の雰囲気が漂っていた
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待機中も真剣な表情の中井貴一
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空いた時間に小樽の景色を撮影する小泉今日子
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