札幌FW中島 3年連続の誕生日後初戦ゴール狙う
■6月16日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
8日に21歳の誕生日を迎えた北海道コンサドーレ札幌FW中島大嘉が、3年連続となる誕生日後初戦でのゴールに向けて意気込みを語った。
20歳最後の試合でゴール
7日の天皇杯2回戦相模原戦(札幌厚別、3〇0)でチーム3点目のゴールを決め、20歳最後の日を見事に締めくくった。翌日迎えた21歳の誕生日は「家族、友達、先輩方、あとサポーターの方々にも祝ってもらえてすごいうれしかった」。多くの人々からの祝福に喜びと感謝の言葉を口にしていた。
サポーターからの直接エール「力になる」
チームは14日の練習後から2019年以来となるファンサービスを再開。21年シーズンに加入し、初めて制限無しでファンサービスを行えるようになった中島も、持ち前のサービス精神を発揮してサインや写真撮影のリクエストに応えていた。「初めての経験で、めっちゃ楽しいです。いつもSNSとかでメッセージをくれる方はいましたけど、それが直接、毎日の練習で言ってもらえるのはすごくうれしいし、力になるなって感じています」。プロ入り3年目にしてようやく訪れたサポーターとのふれあいの時間。直接届けてもらえるエールを追い風に飛躍の21歳イヤーへとはばたいていく。
「自分がやるべきことをしっかりやる」
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18日にはルヴァン杯グループステージ最終節となる磐田戦(札幌ドーム)が控える。今季のルヴァン杯は4試合に出場して1ゴール。磐田戦では4月5日のアウェー横浜M戦(ニッパツ、1●2)以来となるゴールが期待される。「出られたら自分がやるべきことをしっかりとやって、チームの勝利に貢献したいなとすごく思っています」。
19歳天皇杯ソニー仙台戦、20歳アジア杯タジキスタン戦
中島はプロ入り後、ハットトリックを達成した21年6月9日の天皇杯ソニー仙台戦(札幌厚別、5〇3)、U-21日本代表の一員として参加していた22年6月9日のAFC U-23アジアカップタジキスタン戦(3〇0)と、2年連続で誕生日直後の公式戦でゴールを決めている。磐田戦で3年連続ゴールを達成し、幸先のいいスタートを切りたいところだ。「それが一番最高ですね。20歳の始まりも点を取って、20歳終わりにも取って。21歳の始まりもゴールで行けたら乗っていけるんじゃないかなって思っています」。
「日の丸を背負って青のユニホームを着て世界と戦いたい」
15日に行われた日本対エルサルバドルの代表戦(豊田ス、6〇0)をテレビで視聴し「代表戦を見ていると、あの日の丸を背負って青のユニホームを着て世界と戦いたいなって思う。小っちゃい時より今の方がリアルに感じるし少しは近づいていると思うので、小学校の時よりは負けてられへんなっていう目で見るようにはなりました」。目標に一歩でも近づくためにも今必要なのはゴールの量産だ。その第一歩として中島が21歳初弾を磐田ゴールにたたき込む。