ファイターズ
2021/10/20 15:29

近藤 西武・松坂引退試合で惜別四球「対戦は一生の宝物」

平成の怪物・松坂(右)のラスト登板で、「1番・DH」で先発した母校の後輩・近藤は四球を選んだ(撮影・松本奈央)

■日本ハム6-2西武(19日、メットライフドーム)

「平成の怪物」こと西武・松坂のラストゲーム。横浜高の後輩である近藤が「1番・DH」で先発出場し、最後の投球を打席でしっかり目に焼き付けた。
 近藤にとっては「小さい頃からずっと追いかけ続けてきた大先輩」と、公式戦では最初で最後の対戦だった。初球は118キロ直球でボール。カウント3―1から5球目が外れ、四球を選び「こうして引退試合に立ち会えたことだけでも幸せですが、打席に入って対戦できたことは一生の宝物です」と感謝した。
 三回の第2打席は左前打でチャンスメークし、先制点を呼び込んだ。松坂へ惜別のヒットを放ち、試合後にはベンチ前でガッチリ握手。横浜高の後輩である浅間、高浜、万波と共に引退記念Tシャツに身を包み、西武ナインに交じって胴上げの輪に加わった。
 「これまで野球界を先頭で引っ張ってこられた偉大な先輩に、少しでも近づけるように精進していきます」と近藤。新たな決意を胸に、球界屈指のバットマンはさらなる高みを目指す。

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