ファイターズ
《ハム番24時》6月20日
記者は先日、日本ハムOBの鶴岡さんと共に紋別市を目指して車を走らせた。昨年12月に始まった「釣り企画」第2弾の取材が目的で、砕氷船・ガリンコ号2に乗り、オホーツク海を泳ぐ大物たちと格闘するつもりだった。
同企画は「素人に毛が生えた程度」の実力を自称する鶴岡さんと、全くのド素人である記者が、釣り人の楽園と呼ばれる北海道の各地方を訪れるというもの。今回は「オホーツク・ガリンコタワー株式会社」主催のイベント取材と並行し、サオを振ろうと意気込んでいた。
当日のスケジュールは、午前中がホエール&バードウオッチング・クルーズ。午後に海上での釣りを予定していた。しかし、海はあいにく高波。午前9時に出航した船は、安全面を考慮して昼までに港へ戻ることになった。この時点でわれわれの〝WBC〟と釣り企画は幕を閉じたのである。
大自然にはあらがえない。この間、記者は船酔いで完全にダウン。仕事中にもかかわらず、グッタリと横になってしまった。一方の鶴岡さんはトークショーや記念撮影、ビンゴ大会で船内を大いに盛り上げていた。「そのまま寝てなよ。俺は具合が悪くてもやるけどね」。プロフェッショナルの体力と根性は、レベルが違うと痛感しました。