小柏離脱の穴をどう埋める?《平川弘のCool Eye》
全体7番目、ギリギリのルヴァン杯予選突破
ルヴァン杯の磐田戦は2-3と逆転負け。他会場の結果で何とかプライムステージ(ベスト8)進出を果たした札幌。勝てば文句なしでグループステージ突破だっただけにちょっと後味が悪い。
各グループ2位の成績上位3チームがプライムステージへ進むレギュレーション。札幌、鹿島、FC東京の3チームが2位枠に入りプライムステージに進出した。その3チームともグループステージの勝ち点は10。得失点差はFC東京が+4、札幌が+3、鹿島が+2。札幌は8チーム中7番目でベスト8入りしたことでギリギリだった。何はともあれ8チームに残ることが大切。神様が味方してくれた幸運を次に繋げてほしい。
磐田戦はトップに金健熙を使ったが
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連動イマイチ、攻撃のスピード上がらず
やはり小柏はハムストリングの肉離れで離脱することになった。磐田戦では予想通りペトロヴィッチ監督はトップに金健熙を使ってきた。その下に荒野と浅野を置いた1トップ2シャドー。駒井はケガから復帰後ずっと出ずっぱりだったのでやっと休養。金健熙の動きは悪くなかったと思うが、懸念された周囲との連動は今一つで攻撃のスピードは上がらなかった。後半はトゥチッチと中島の2トップとなったため連動は望めないパワープレー。これまで面白い攻撃を見せて来た札幌だが、小柏不在の不安を解消しきれない格好となった。
金子の右サイドはいつもより仕掛けを速く
次節のリーグ戦はホームでのC大阪戦となる。磐田戦で金健熙を前半だけで下げたのでC大阪戦は金健熙を使ってくるのでは。小柏がやっていたDFライン裏へのランニングを誰がやるのか。そして中央での連動が効かなかった場合、サイド攻撃に頼ることになる。特に金子の右サイド。相手DFは必ず2枚で来るので、仕掛けをいつもより速くして突破しないと攻撃のスピードは上がらず各駅停車となってしまう。