ファイターズ
2023/06/23 01:00

上沢直之の連載手記『You only live once』第3回 エース右腕がピッチングバイブルを大公開!

ピッチングバイブルを大公開した上沢(撮影・桜田史宏)

 日本ハム・上沢直之投手(29)の連載手記『You only live once』(人生は一度きり)第3回は〝七色の変化球〟を操る右腕が「ピッチングバイブル」を大公開。元同僚で米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(28)も一目置いていたチーム屈指の変化球の使い手が、投球の極意を余すことなく明かしてくれました。

(※連載手記『You only live once』は、北海道新聞の紙面でも要約版がお読みいただけます。今回は6月23日付の新聞に掲載しています)

変化球向きの大きな手 伊藤とも頻繁に談義

 変化球を覚えるのは得意な方でした。僕は手が大きいのも、メリットだと思います。他の選手の変化球を見るのも好き。(伊藤)大海とはよく変化球の話をします。それこそ、僕が野球を始めた頃は動画投稿サイト「ユーチューブ」がはやり始めたくらいで、画質が荒いピッチング映像を止めながら見てました。

まずはカーブを習得 高校時代にはスライダーやチェンジアップも

 最初に習得したのはカーブ。中学1、2年の頃かな。練習や学校が終わった後、友達に付き合ってもらって近くの公園で練習していました。ダルビッシュ(有)さんら、いろいろな選手の書籍「変化球バイブル」を何冊か持ってました。

 中学の時は、真っすぐ、カーブしかなかった。スライダーはいまいち投げ方が分からなくて。(専大松戸)高校で(持丸)監督に投げ方を教えてもらって、徐々に投げられるようになりました。真横にブーンという感じよりは、カーブよりは斜めに曲がっていくみたいなイメージです。高校の時は、フォークとチェンジアップも覚えました。理由は空振りを取りたいとかだったはずです。

難儀したカットの習得 プロで有効性を実感

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