札幌MF浅野〝メッシのように〟 24日C大阪戦で1カ月ぶりゴールだ
■6月20日、札幌・白い恋人サッカー場
最強のレフティー目指す
壁を越えて、本物のストライカーとなる―。18日のルヴァン杯磐田戦(札幌ドーム)で長時間出場したメンバーは軽めのメニューを消化した。24日のC大阪戦(札幌ドーム)に向けてMF浅野雄也(26)が5月19日京都戦(札幌ドーム)以来の得点に闘志を燃やしている。
「(ストライカーは)点を取ってナンボ」
ゴールを渇望している。浅野はここまでリーグ戦でチームトップタイの8得点をマークしているが、カップ戦も含めて1カ月以上ゴールから遠ざかっている。「やっぱり点を取ってナンボなので、ダメだと思いますね」と自らに手厳しかった。一時はリーグ3試合連続ゴールを記録したが、途切れてからは無得点が続いている。「もっとアグレッシブにゴールを狙っていい。勢いを殺さずに点を取り続けるのは難しいけど、そういうストライカーになれれば」。
「カバーの選手の声掛けとかでも結構警戒されている」
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点取り屋としての花は開きつつあるが、最後の壁が高い。自身のプレーを分析され、カバーリングの選手のポジション取りや持ち味の左足を警戒されることが多くなった。「カバーの選手の声掛けとかでも結構警戒されている」と相手の警戒網をヒシヒシと感じている。ここを破らないことにはさらなる成長は見込めない。
「左足ってわかってても止められないように」
「左足ってわかっててもやっぱり止められないように。ボールの持ち方とか次第で通用すると思うので、そこのアイデアかなと思います」。警戒されていても止められない最強のレフティーを目指す。誰もが知るリオネル・メッシ(35、パリ・サンジェルマン)もその一人。「体の使い方とタッチのタイミングとかすごいです、やっぱり」と舌を巻く。
ゴールを決め勝利に導くことがサポーターへの恩返し
24日のC大阪戦は「赤黒フェスタ」でサポーターが多く詰めかけることが予想される。「サポーターの数は多いなと思いますし、やっぱり熱量もすごい。選手1人1人を大事にしてくれている」と感謝した。サポーターとの触れ合いも解禁となった。2019年にプロ入りした浅野にとっては新鮮な光景。「2020年からコロナだったので」とうれしそうに笑顔を見せた。1カ月ぶりのゴールを決めて勝利に導くことが最大の恩返しとなる。自慢の左足でC大阪の守備網を切り刻む。