赤黒フェスタの主役は俺だ! 2年連続弾狙う札幌MF駒井
■6月21日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
22年のG大阪戦で決勝ゴール
北海道コンサドーレ札幌は24日のC大阪戦(札幌ドーム)に向けて、11対11などで調整を行った。24日は〝赤黒フェスタ〟と銘打って、さまざまなイベントが開催される。昨年の赤黒フェスタ(2022年6月26日G大阪戦、札幌ドーム、1〇0)で決勝ゴールを挙げ、主役となったMF駒井善成(31)が、今年も同じ舞台で勝利に貢献し、札幌ドームの大観衆を沸かせてみせる。
発券3万枚超、今季最多入場者数は確実
20日時点で発券されているC大阪戦のチケットは3万枚超。ホームゲーム入場者数の今季最多記録更新はもちろん、19年8月10日浦和戦(札幌ドーム、1△1、入場者数3万5531人)以来約4年ぶりとなる3万人超えにも期待がかかる。その一戦を目前として「3万人以上入ってくれる試合は久しぶり。サポーターが後押ししてくれると思いますし、それを力に変えて頑張りたい」と気合に満ちあふれている駒井。
ルヴァン杯欠場し、万全の態勢
「ケガ明けからずっと試合に出ていたので。監督からも言われたので一回ここで(出場を)飛ばさせてもらいました」。18日のルヴァン杯磐田戦(札幌ドーム、2●3)を回避した経緯を語る。
勝てば順位変わる〝6ポイントマッチ〟
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
C大阪は現在勝ち点29の6位。勝ち点26で8位の札幌は得失点差で上回っているため、勝てば順位が入れ替わる。いわゆる〝6ポイントマッチ〟となる試合に向けて「順位が近い相手なので、ここでしっかり勝ち点3を取りたい。ここで負けてしまうと離されてしまうので、ACLに行くためには直接対決を勝っていかないといけない。僕たちは絶対に負けられない戦いなので、絶対に勝って自分たちの目標に向かっていけるように頑張りたい」と意気込みを口にする
前回対戦「内容的にはすごく良かった」
敵地で行われたリーグ前半戦は勝利(ヨドコウ、3〇2)した。戦線復帰を目前に控えていた駒井はその試合をピッチの外から見て、「いい感じの攻撃の形もあったので、すごくポジティブな内容だった。取って取られて、取って取られてっていうちょっと嫌な展開ではありましたけど、内容的にはすごく良かったんじゃないかなと思います」と高く評価する。
「固い相手。ゆさぶりながら攻撃できたら」
C大阪からのリターンマッチを受けることとなる今回。駒井は「相手は4-4-2のブロックがとても固いし、前線にはFWレオ・セアラ選手や、MFジョルディ・クルークス選手、それにプラス、経験のあるMF香川選手とかMF奥埜選手もすごく調子がいい」と警戒感を見せる。「サイドからのクロスは向こうの特長のひとつだと思うので、うまくそういうところを防ぎつつ。固い相手なので、うまく揺さぶりながら攻撃できたらいいですね」と難敵打破に向けて、チームとしてイメージを共有して戦いに臨む。
「勝利して、笑顔で帰ってもらえるように」
新型コロナウイルスの影響を受けた20年から22年までは入場者数の制限もあり、2万人超えの試合は3年間でわずか3試合にとどまった。久しぶりにホームの大観衆の前でプレーすることになる一戦。「来てくれた人たちのためにも勝利して、笑顔で帰ってもらえるように頑張りたい」。札幌ドームを埋め尽くす大観衆からの声援を背に受け、駒井が再び赤黒フェスタの主役を張りサポーターに勝利の笑顔を披露する。