新庄ファイターズ必勝ローテ構築 ロッテ戦は加藤貴→上沢→鈴木 西武戦は伊藤→上原
加藤貴が今季2度目の〝開幕投手〟 信頼度&実績重視のローテ
必勝ローテで上位接近だ。リーグ戦が23日、再開する。交流戦を4連勝で締めくくった日本ハムは、ZOZOマリンでロッテとの3連戦に臨む。初戦の先発は、開幕投手を務めた加藤貴之投手(31)。首脳陣は奇をてらわず、今季の信頼度、実績を重視したオーソドックスなローテーションを組み、大型連勝をつかみにいく。
交流戦の勢いそのままに チームを支える5本柱で再出発
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交流戦を10勝8敗で乗り切り、反攻の準備は整った。リーグ再開後も、ローテの大幅な組み替えはなさそうだ。ロッテ3連戦はリーグ3位の防御率2・15をマークしている加藤貴がカード頭を担い、リーグトップタイ6勝を挙げている上沢、鈴木が続く。
移動日を挟み、27、28日の西武2連戦(那覇)はWBC優勝に貢献した侍ジャパンの伊藤と沖縄出身左腕の上原が先発予定。直近の投球内容や相性も考慮した上で、チームを支えてきた5人に重要な役回りを託す。
上位猛追へ首脳陣も期待 新庄監督「(ロッテに)3つ勝って勢いつけて」
建山投手コーチが「誰が一番、信頼度が高いかと言えば、彼しかいない」と安心して送り出すのが、加藤貴だ。3月末の開幕戦に続き、交流戦明けも先陣を切ることになった8年目左腕は「変わらず、初回から全力で頑張りたい」と自然体で意気込みを口にした。
現在、チーム防御率は12球団トップの2・75。広い札幌ドームから狭いエスコンフィールド北海道に本拠地を移したが、投手陣は安定感抜群のパフォーマンスを披露している。22日に取材対応した新庄監督は「今、(3位ロッテと)6(ゲーム差)? 3つ勝って勢いつけて」と青写真を描いた。Aクラス猛追へ―。ギアを上げる夏本番の戦いが、注目される。