松本剛が〝チョコの恩返し〟 23日先発の加藤貴を強力援護だ
援護に恵まれていない左腕エース 松本剛「何とか先に楽な展開に」
日本ハムの松本剛外野手(29)が22日、エスコンフィールド北海道で行われた全体練習に参加。23日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する加藤貴之投手(31)を、自らのバットで強力援護することを誓った。
リーグ戦再開初戦の先発を託されたのは加藤貴。直近3試合の合計援護点がわずか「1」だ。好投が報われず、自身3連敗中だ。それだけに、打線の中軸を担う松本剛は責任を感じている。「申し訳ないです。めちゃくちゃ良いピッチングしているのに、野手のせいで勝てていないのは事実。野手で勝てるように、何とか先に楽な展開に持っていきたい」と意気込む。
昨季から継続中のルーティンとは…
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
特別な思いもある。昨年から本拠地での試合時には左腕からチョコレートをもらうのが日課になっており、「最近ももらっています。イチゴが好きなのでイチゴ(味)が多い」と感謝。「加藤さんの試合でなかなか打てていないので、明日はいいところで一本打ちます!」と鼻息が荒い。
試行錯誤の日々 完全復活期す昨季のリーディングヒッター
昨年は自身初タイトルとなる首位打者を獲得。プロ12年目を迎えた今季は、試行錯誤の日々を送っている。現在、打率はリーグ8位の・269。16日の中日戦から4試合連続安打中だが、「(状態は)悪くないけれど、なかなかゲームとリンクしてこない」と本調子ではない。
「自分の中で毎日(フォームを)いじりながら、模索しながら。何かいいきっかけで一気にいきそうな気もする。それを今、自分で探しています」と苦しい胸の内を明かす。
チームの勝利は救い 再出発へ気合十分
チームは4連勝で交流戦を締めくくり、リーグ4位と上位進出が狙える位置につける。今季から選手会長を担っており、「チームが勝てているので、そこが唯一の救いですね。勝てていることで、チームの雰囲気も良いし、調子良い選手もいっぱいる」。勝利が何よりの活力になっている。
「とにかく連勝を続けること。勝つに越したことはない。僕も良いスタートを切れるように、新たな気持ちでやっていきたいです」。心機一転、ここから再スタート。加藤貴への〝恩返し〟を果たし、復調のきっかけをつかむ。