ファイターズ
2021/10/21 14:24

大海 絶対勝つ! 2桁勝利へハーブティーでリラックス

きょうのソフトバンク戦に先発する伊藤。ハーブティーで心身を整え、6度目の挑戦で2桁勝利となるか(撮影・松本奈央)

 日本ハムドラ1ルーキーの伊藤大海投手(24)がきょう21日、ペイペイドームで行われるソフトバンク戦で先発する。9勝目を挙げてから1カ月半ほど、白星から遠ざかっている。現状を打破するために取り入れるのは、ハーブティーだ。心と体をリラックスさせ、2桁勝利をつかむ。

 2桁勝利を懸けた登板で5度、足踏みしている。なかなか節目の1勝に手が届かない。伊藤は原点に立ち返り、ブルペンで直球の質にこだわった。残り試合は少ないが、焦りはなく「シンプル・イズ・ベストかなと。あまり考えすぎず、初心に戻って強いボールを投げることだけを考えて。少しでも長いイニングを投げられるように頑張りたい」と闘志をかき立てていた。
 19日には駒大苫小牧高の1学年後輩に当たる西武・若林と電話で連絡を取った。今は左膝前十字靱帯(じんたい)を負傷し、リハビリ中だが、会話の途中で「試合の前の日、ハーブティーがいいですよ」と教わった。
 登板前夜、寝る前に飲むと快適な睡眠が得られるという。「カフェインゼロが絶対条件。あいつ(若林)はこだわりすぎてブレンドするらしいですけど、僕は薬局で買います」と伊藤。ハーブの香りを楽しみながらくつろぎの時間を過ごし、シビアな戦いに備える。
 松坂の引退試合もしっかりと目に焼き付けた。世代は異なるが、マウンドでの強い存在感が印象に残っていた。「投手らしい投手というか、小さい時から見させていただきましたけど、僕もそうなりたいと思います」。侍ジャパンでも活躍した強心臓ルーキーは、レジェンドの勇姿を胸に刻み、一層の躍進を誓った。(榎本真之)

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