札幌DF田中駿「(攻撃的サッカーのリスクを)言い訳にしちゃいけない」 24日C大阪戦から後半戦スタート
■6月23日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
4月の敵地戦で決勝ゴール
上位浮上へ、後半戦は失点を減らす! 北海道コンサドーレ札幌は24日のホームC大阪戦(札幌ドーム)に向け前日練習を行った。DF田中駿汰(26)は4月9日に敵地(ヨドコウ桜スタジアム)で行われた同対戦でコーナーキックから決勝点を決め、勝利に導いた。後半戦は堅守構築が大きな課題となる。まずは初戦で再び勝ち点3をつかんで弾みを付ける。
経験豊富なMF香川を要警戒
しっかり守り切るイメージを膨らませている。C大阪には4月の対戦で「チームとしてしっかり走ってくるチーム。みんなが連動性を持って、いいサッカーをできる」と印象を受けた。中でも海外経験豊富で、攻撃のスイッチを入れる役割を担うMF香川真司(34)は要警戒だ。「要所要所で嫌なポジションに入って攻撃を入れる選手。僕らとしては誰がどうマークに付くかが大事になってくる。ちょっと中途半端な位置で相手からは嫌なポジションを取っている。声を掛け合いながら、(札幌は)マンマークでわかりやすく行っているのでマークを持っていない選手がしっかりと付くことをやっていけられれば」。
今季3得点「まあまあいい方かな」
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前回の対戦で今季のリーグ戦初得点を挙げるなど、ここまでリーグ3得点を記録。「まあまあいい方かなと思いますけど、もう少しセットプレーで取りたい。まだまだ取れるチャンスはある」と貪欲にゴールを狙っていくつもりだ。
「改善の余地がある。ゼロだと負けない」
もう一つの〝使命〟は失点減だ。前半戦を終え32失点はリーグワースト3位の数字。攻撃的サッカーを掲げている以上リスクを負うのは仕方ない面もあるが、田中駿は「言い訳にしちゃいけない」とキッパリ。「失点のシーンを見ても、自分たちのミスからが結構ある。そこは改善の余地がある。ゼロだと負けないので、そこはDFとしては意識したい」。
24日のC大阪戦は「赤黒フェスタ」として開催され、多くのサポーターが集うことが予想される。サポーターとの触れ合いも解禁されたことで「楽しいですね。やっぱり活力になりますし、自分たちは結果として示していかないと」と恩返しを誓った。
「しっかり勝ち点3を取り切る」
カップ戦も含めて、初タイトルが懸かる後半戦。「(前半戦は)もっと上位に行けた。その反省も踏まえて、しっかり勝ち点3を取り切るところはやっていきたいし、得点数は継続して失点はもう一段減らしていきたい」。攻守をアップデートし、白星を積み重ねていく。