小学生からチームメートだった札幌MF深井と新潟DF堀米が札幌厚別の試合に向けてオンライン対談
7月15日に今季唯一のJ1リーグ開催となる厚別で札幌と新潟が対戦
北海道コンサドーレ札幌とアルビレックス新潟の一戦が7月15日に札幌厚別公園競技場で開催される。今季のJ1リーグ戦において最初で最後となる〝聖地厚別〟での戦いを前に、共に札幌市出身の同級生で2004年の札幌U-12入団からトップチームでの16年シーズンまで13年間に渡って同じチームでプレーした札幌MF深井一希(28)と新潟DF堀米悠斗(28)が今月15日、オンライン対談を行った。
堀米は前回対戦に続き今回も札幌戦前にケガ 思い入れのある厚別で戦列復帰を目指す
対談実施後の24日の試合で堀米は左大腿二頭筋を損傷し、全治3週間という診断が下されたが、16年10月8日J2水戸戦(1〇0)以来、約7年ぶりとなる厚別での戦列復帰を目指している。「僕自身、厚別区出身で、小さい頃からサポーターとして通っていた競技場なので、すごく感慨深いものがあります。札幌にとって厚別は聖地と言われる特別な場所だというのは分かっていますし、(昨年の)川崎戦とか、最近の厚別での試合を見ると、やっぱり何か特別な力があるんじゃないかという印象があるので、そういった場所で試合ができるというのをすごくうれしく思っています」。堀米が17年シーズンに新潟へ移籍して以来、なかなかピッチ上での対面が叶わなかった2人だが、堀米の思いが届き、深井と共に2人揃って厚別のピッチに足を踏み入れることを願いたい。
札幌U-12時代から一緒にサッカーをやってきた2人
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2人はそれぞれ現在のお互いに対して、どのような印象を抱いていたのか―。堀米は深井について「フィジカルが強いですし、ボールを扱う技術というのもすごく高いので、攻守においてチームに貢献できる選手だなと思います。長い間、小さい頃から一緒にサッカーをやってきて、味方であるときの頼もしさを知っている分、敵としてやるにはなかなか難しい存在だなと思います。敵として戦ったときに、どう攻略していくのかというのを、一希に限らず、札幌の選手みんなをしっかりと分析していきたい」と語る。
そして深井も堀米について「小さい頃から一緒にやってきましたし、負けられないなっていう気持ちはもちろんありますけど、本当にゴメス(堀米の愛称)が苦労していたのも知っているので、まずは札幌、厚別というところで、楽しんでいい試合ができたらなと思っています。新潟はすごくいいサッカーをしていますし、左サイドバックとして中心的な存在になっているというのは、見ていてわかります」と語っている。
深井は自身出場の厚別での公式戦で2戦連続ゴール中
深井は昨年7月30日のリーグ名古屋戦(2△2)、今月7日の天皇杯相模原戦(3〇0)と自身が厚別で出場した公式戦で2試合連続ゴール中だ。「全然、自分では知らなかった」と驚きながらも、「じゃあ、もう1点狙いましょうか」と〝厚別3戦連発〟を予告した。
新潟はJ1定着、そして札幌は上位進出を目指す上で、双方にとって負けられない戦いとなる。堀米が「前半戦の札幌戦ではケガをして出られなかったので、何としてでも札幌でやるコンサドーレ戦に出場したいというのが一番」と意気込みを見せれば、深井も「チームとして一試合一試合大事ですけど、特にゴメス相手には個人的にも負けられないので。チームのために、僕も貢献できるよう精一杯戦いたい」と対戦を願っていた。
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