自称12球団で一番暑さに弱い道産子・伊藤 6月27日西武戦で那覇〝初見参〟
沖縄セルラースタジアム那覇は〝初見参〟 「暑さを忘れるくらい集中してやりたい」
日本ハム・伊藤大海投手(25)が27日、沖縄・那覇で行われる西武戦に先発する。修学旅行で同地を訪れたことはあるが、沖縄セルラースタジアム那覇は〝初見参〟。「自称12球団で一番暑さに弱い」という道産子右腕は「やるしかない。暑さを忘れるくらい集中してやりたいなと思います!」と意気込んだ。
生まれも育ちも北海道の伊藤は、暑さにめっぽう弱い。それだけに、6月末の南国・沖縄は未知の領域だ。「去年も夏場、暑いところで投げていない。(1年目に)初完封したとき、メットライフ(現ベルーナ)がめちゃめちゃ暑かったですけど室内なので」と戦々恐々。チームメートの先輩からは「いつも以上に叱咤激励がすごかった」と熱烈応援されたという。
苫駒大時代に「あいべつ球場が成長させてくれた」と地方球場はお手のもの
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
前向きな材料もある。慣れない地方球場のマウンドとなるが、「印象が逆にないので、あまり何も気にしなくてもいい」と先入観を持たずに臨める。苫駒大時代には道内各地を転戦する道六大学リーグで腕を磨いてきただけに、「あいべつ球場が成長させてくれました」とニンマリ。今年初めて訪れた熊本で行われた5月9日のソフトバンク戦では、7回無失点と好投している。
西武には今季2戦2勝 防御率1・93 「初回から自分のピッチングできたら」
さらに今季西武には2戦2勝、防御率1・93と好相性。「今年は西武にしか勝っていないぐらいなので」と自虐ネタも交えつつ「(打線のメンバーも)変わっていると思うので、前のイメージをしっかり忘れて、初回から自分のピッチングをできたらなと思います」と表情を引き締めた。
普段はなかなか訪れることが出来ない地方球場。沖縄特有の指笛が鳴り響き、華やかなムードに包まれそうだ。「フレッシュな気持ちで入れるというか、地方の試合の雰囲気もすごい好き。周りもお祭りみたいな感じで、地域をあげてやっている行事みたいな雰囲気がすごい好きなので、そういう中で投げられるのはうれしいです」。
カード頭の登板に、先発ローテーションの柱として意気に感じている。「しっかりいい形で。火曜日ってすごく大事なので。頑張ります」。南国・沖縄で道産子右腕が、暑さを吹き飛ばす快投を見せる。