野村が23歳の誓い「5年後には何年も優勝できるチームの中心に」
入団当初は想像つかなかった現在の立ち位置 「良い5年間を過ごせたと思う」
日本ハムの野村佑希内野手が26日、都内から沖縄・那覇で行われる西武戦へ向けて空路移動した。この日は23歳の誕生日。節目の一日を迎えた若き大砲は「僕が入ったときは、中田さんや近藤さんらレギュラー陣がいて、こうやって試合に出続けられるという想像はつかなかった。良い5年間を過ごせたと思う」と、これまでのプロ生活を振り返った。
高卒5年目。度重なるケガに悩まされる日々もあったが、順調な成長曲線を描いてきた。パワフルな打撃を武器に、今では打線に欠かせぬ存在となっている。清宮、万波ら才能豊かな同世代とフィールドで競演する姿は、チームの明るい未来を想像させる。野村は「今年もしっかり結果を残して、5年後には自分たちの世代で引っ張って常に優勝を狙える、何年も優勝できるチームになりたい。その時にしっかり中心としてやっていたい」と、中期的なスパンでの目標を打ち立てた。
万波から4番を取り戻すため 「まずは任されたところでしっかり自分のプレーをしたい」
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チームの主軸を担う。胸の内には、強い覚悟を秘めている。シーズン開幕から主に4番を務めてきたが、現在はその座を同期の万波に明け渡している。「最初あいつは出てなかったけど、そこから実力で勝ち取った。巻き返すには結果を出さないといけない。ポジションをしっかり獲得するために、まずは任されたところでしっかり自分のプレーをしたい」。ハイレベルな競争は臨むところ。ロマンあふれる強打者たちの4番争いが、チームに強烈なエネルギーをもたらす。
2軍西武戦で復調のきっかけつかむ 前カードは3戦連続安打
交流戦明けの前カード・ロッテ戦では3試合連続安打を記録。25日には今季3度目の猛打賞をマークするなど打撃の状態は上向きだ。「一時期よりはだいぶ良くなった。一番(の要因)はファームの試合に出たこと。(打撃に)より大きく、ゆっくりというイメージが付いた」と手応えを口にする。交流戦が終わり1軍本隊が北海道に戻る中で、野村はカーミニーク(所沢)で行われた2軍西武戦に出場。2試合連続本塁打を放ち、復調のきっかけをつかんだ。
27日から行われる西武2連戦は沖縄が舞台。猛暑が予想されるグラウンドは2021年に経験済みだ。「(前回は安打を)1本打ったかな? めちゃくちゃ暑いイメージですけど嫌いじゃないです」。その一振りが、那覇の夜をさらに熱くする。