郡司 1軍へ準備OK! 移籍後初アーチに「入ると思わなかった」
■イースタン・リーグ13回戦 ロッテ5ー7日本ハム(6月28日、鎌ケ谷スタジアム)
2軍ロッテ戦で長打力披露 二回に逆方向の右中間へ先制弾
新天地での1軍デビューへ、準備万端だ。中日からトレードで加入した日本ハムの郡司裕也捕手(25)が28日、2軍ロッテ戦に「7番・右翼」で先発し、二回の第1打席で移籍後初アーチを放った。カウント2-2から、相手先発・中森の直球を完璧に捉え、打球は右中間フェンスを軽々越えていった。
「追い込まれていたんですけど、センター返しを意識して、芯を食った。でも入ると思わなかったので、結構ちゃんと走っていました。良い風が吹いていましたね(笑)。本来あっち(逆方向)のバッティングは得意なので、いいところに打てたかなと思います」
四回には左前打 加入後の2軍戦で打率・400
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この日は四回の第2打席でも左前打をマークし、4打数2安打1打点。移籍後、2軍戦で5試合に出場し、15打数6安打で打率・400。持ち前の打撃力を存分にアピールしている。「状態は良いと思います。欲を出さずに、変にでっかいホームランは狙わず、コンパクトにいく時はコンパクトに。状況を見ながら冷静に打てていますね」と表情も明るい。
サイン、投手陣の特徴を猛勉強中 新天地でブレーク期す
現在はサインの猛勉強中。「下手したら(中日の)3倍くらい。めちゃくちゃ多いです。ロッカーにいる時間に紙を眺めたり、試合後は部屋でも見ながら覚えています。空いている時はサインの勉強をして、絶対にミスのないようにします。覚えられるように頑張ります」と意気込んだ。
間違いなく、エスコンフィールドに立つ日は近い。捕手として、自チームの投手を知ることも必要不可欠な準備だ。「自分たちのピッチャーのことも勉強しないといけない。映像はいつでも見られるので、しっかりやっていきたい。1軍の試合はもう見ています」。大卒4年目の25歳にとって、トレードは好機。野球人生を懸けて、北の大地で大ブレークを果たしてみせる。