二刀流ドラ1ルーキー矢沢 実戦復帰見えた「もうプレーは全ていけます」
負傷後初のブルペン入り 立ち投げで19球「普通に投げられました」
左手小指と右膝の靱帯損傷で離脱している日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(22)が、実戦復帰に近づいている。すでに野手の全体練習には合流済みで、28日には投手としてブルペン入りした。
「立ち投げっていうレベルでもなくて、キャッチボールみたいな感じ」と力感は抑えめながら、傾斜を使って19球を投げ込んだ。
「きょうは全部真っすぐ。いいキャッチボールができているので、変な感じもなく普通に投げられました。もうプレーは全ていけます」
野手・矢沢が一步リード 7月上旬の実戦復帰が目標
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小指にはまだ腫れが残るが「全然、大丈夫です」と回復は順調。左膝も「投げたり振ったりは大丈夫です。走るところで前は痛かったんですけど、今は普段より走っていて、良い感じです」と経過良好だ。今後はまず野手として7月上旬の復帰を目指し、徐々に投手としての調整も進めていく。
映画鑑賞でリフレッシュ フレッシュ球宴出場もモチベーションに
リハビリの合間のリフレッシュは、趣味の映画鑑賞だ。「この前はタイタニックを見ました。(見たのは)3回目です(笑)。土曜日にテレビでやっていて、途中までだったので、(後半を)1週間待つのがめんどくさくて、ディズニープラスで見ました」と不朽の名作に癒やされた。
晴れ舞台も待っている。7月18日に富山で開催されるフレッシュ球宴に、イースタン・リーグ選抜の一員として出場する。「富山に行ったことないですし、楽しみです。(けがは)間に合うと思います」と笑顔を見せた。プロ1年目のホープにとって、全てが貴重な経験。けがも祭典もプラスに変え、一流への道を歩んでいく。