ファイターズ
浅間、郡司が1軍昇格へ 30日のオリックス戦から合流
■イースタン・リーグ13回戦 ロッテ5ー7日本ハム(6月28日、鎌ケ谷スタジアム)
首脳陣、フロントが決断 ともに今季初1軍舞台
左足を骨折し、リハビリを進めてきた日本ハムの浅間大基外野手(27)と中日からトレードで加入した郡司裕也捕手(25)が30日のオリックス戦(エスコンフィールド北海道)から1軍に合流する。2軍戦の内容も踏まえ、首脳陣、フロントが28日、昇格を決めた。
5月31日に実戦復帰の浅間 2軍で12試合に出場し打率・300
浅間は2月26日のオープン戦(名護)で左足を負傷。都内の病院で左足関節内踝骨折と診断され、3月1日に手術を受けた。鎌ケ谷の2軍施設で治療、リハビリを続け、5月31日にイースタン・リーグで実戦復帰。段階を踏んで打撃、守備をこなし、ようやくゴーサインが出た。
28日の2軍ロッテ戦(鎌ケ谷)は「5番・中堅」でスタメン出場し、六回にソロ本塁打を放つなど2安打1打点の活躍。2軍12試合で、打率3割をマークしていた。
6月19日にトレード発表の郡司 新庄監督も早期1軍を予告済み
6月19日にトレードが成立し、中日から移籍してきた郡司は強打が売り。この日の2軍ロッテ戦は「7番・右翼」でスタメン出場し、右中間への本塁打と左前打でアピールした。加入後の2軍戦5試合で打率4割。もともと新庄剛志監督(51)は早期の1軍招集を予告しており、1軍が本拠地に戻るタイミングでの昇格となった。
各ポジションで競争激化 チーム力向上必至
現在、外野手は五十幡、今川、矢沢(投手兼)が負傷で戦列を離れている。パンチ力があり、足、守備にも定評がある浅間が加わることで、選択の幅は広がる。捕手はマルティネス、伏見が中心的な役割を担っているが、新戦力の郡司はどこまで存在感を発揮できるか。DHの使い方を含め、打線のバリエーションは増えそうだ。