《SHINJOの信条》負けはしましたけど、良いゲームが見られた沖縄の試合
■パ・リーグ11回戦 日本ハム0-2西武(6月28日、沖縄セルラースタジアム那覇)
―(自ら口を開き)
「(先制打となった)外崎くんのライト前は、うちのチームはチャージ。1点もあげてはいけないというポジションでなかったってことは、あれからもう5mくらい前を守るっていう決まりをつくらないと。刺せなかったらね、前にきている意味ないから。右には寄せたんですけどね。深さがちょっと。毎日同じ展開の野球はないから。ね。いろいろ考えさせられるし、勉強になるし。まあ同じ試合がないと、良い形もないんですけどね。前もって、こういう打球が来るから、こういうプレーをしないといけないというね、もっともっと勉強して指示を出していくことをしていきたい。していきます。上原くん良かったね。ねえ。きょうのピッチングはもうトップクラスのね、あのチェンジアップが合わないんですよね、全然。すんごいボールとバットが離れて、全部あのボールでいいんじゃないかっていうくらい(笑)」
―地元で勝たせたかった
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「そりゃもちろん。まあ地元どうこうじゃなくて。彼は、与座くんもね、沖縄で。良いピッチングを両方して。ファンの皆さんは、まあ負けはしましたけど、良いゲームが見られた沖縄の試合だったんじゃ」
―三回に無死一、三塁とチャンスつくったが
「与座くんから満塁ホームラン打ってたでしょ(江越)。あの映像(22日のイースタン・リーグ西武戦)を見てなかったら良かった(笑)。そしたらもうスクイズ出した。セーフティースクイズ」
―上原の続投は考えなかったか
「もうあの七回でいっぱいいっぱい。全力出し切ったので。これ結果論なのでね。上原くんいっていても、こうなったかもしれないし、抑えたかもしれないけど。河野くんがああいう形、最初のフォアボールが余計だったけど。それはもう結果論だから、野球は分からん。競馬でね、3-5-8が来るか来ないか分からないじゃないですか。来ると分かっていたら面白くないし。それが野球の面白さであって」
―梅林が今季初めてスタメンマスクをかぶった
「ずーっと使っていなかったから。どういう活躍をしてくれるのかなという楽しさと期待というところで。きょう2本打ったしね、リードも良かったし。良かったんじゃないですか、彼も。あのバントやね。あそこのバント(五回無死一塁での失敗)が大事だったかなー。振ったら芯に当たらんけど、バントだったら芯に当たっていたからね(笑)。それがまた面白いとこで。来るか来ないか分からないじゃないですか。来ると分かっていたら面白くない。これが野球の面白さなので」
―初回の石井が飛び出したのは走塁ミス?
「多いね、これはセンスになってくるから。練習してどうこうではなく、経験して学ぶしかない。これが多いようだったら代走出されるし、いくら打っていても終盤になったら。それは自分でつかむしかない」
―上原の投球内容は
「完璧、トップクラス」
―具体的には
「見たら分かるでしょう。球数も少ないし、四球も何個?1個?もう十分ですよ。で、テンポが良い。打者のタイミングをずらして、クイックを挟んだり、しっかり僕の言うことをやってくれているから、ああいうピッチングができますね」
―地元の力が伝わった感じは
「そこはどうなんだろう。指笛でね、指笛は聞き慣れていると思うから。本人に聞いてあげてください」