大好きな先輩「ネコさん」の花道飾る 上沢が7月1日に先発 相手は〝お得意さま〟のオリックス
負けられない一戦 試合前に金子コーチの引退セレモニー実施
日本ハムの上沢直之投手(29)が7月1日、エスコンフィールド北海道で行われるオリックス戦に先発する。試合前には、昨季限りで現役を退いた金子千尋特命コーチ(39)の引退セレモニーが行われる。公私ともに仲良しな先輩の花道を飾るべく、「チームが勝てればなんでもいい。僕は自分の仕事ができればそれでいいです」と意気込んだ。
偶然にも、大好きな「ネコさん」のセレモニー開催日に先発マウンドが巡ってきた。登板前日の30日は、昨季までの日課だった金子コーチとのキャッチボールで最終調整。「自分の感覚を伝えながら、ちょっと自分の中で(体が)突っ込んでる感じがしますみたいな。ボールを受けてもらってる感じと、どんな感じに見えているかを相談しました」
〝レジェンド対決〟も心待ち 「良い雰囲気でできるように」
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1日の試合後には、金子コーチとOBの糸井嘉男氏(41)の真剣勝負も行われる。両チームでプレーした2人の野球対決が実現。「良い雰囲気で、その対決になるようにしたい。試合が終わってすぐウエート(トレーニングを)やって、見に行けたらいい」と心待ちにしている。
オリックスとは好相性 現在12連勝中
上沢にとって、オリックスはお得意さまだ。2018年4月24日から12連勝中。4月8日以来の対戦に「相性が良いというか、僕が投げてる日にたまたますごい点を取ってくれているだけというイメージ。しっかり自分の仕事をして、チームの勝利に貢献できるようにしたい」と表情を引き締めた。
今も胸に残る金子コーチからの金言 恩返しの投球を期す
オリックスから2019年に移籍してきた金子コーチとは、たくさん野球の話をしてきた。「周りのことを考えないで、もうちょっと自分勝手に野球やってもいいんじゃないか。そう言われたのは、すごく(心に)残っています」。14年には沢村賞に輝いたレジェンド右腕の金言を胸に、エースらしいピッチングを見せる。