高校野球
2023/06/30 19:30

思案を巡らせた中断20時間 札幌支部初の継続試合は石狩翔陽に軍配【南大会札幌】

試合後、チームメートと勝利を分かち合う石狩翔陽の井上投手(中央)(撮影・十島功)

■全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部(29、30日、札幌円山)
▽Bブロック準決勝 石狩翔陽2―1札幌新陽

九回裏1死一、二塁からの再開

 わずか5球だったが、両者の思惑が入り交じる幕切れだった。29日に行われた石狩翔陽―札幌新陽は降雨のため継続試合となり、九回裏1死一、二塁から再開した。石狩翔陽の井上幸明投手(3年)が、札幌新陽の2番・中塚心翔一塁手(2年)を遊ゴロ併殺打に打ち取り、2日がかりの完投勝利を挙げた。

一打出れば逆転サヨナラの場面

 29日午後5時9分に中断となった試合は、約20時間後の30日午後1時5分に始まった。2―1と石狩翔陽1点リードの拮抗した中で、札幌新陽に一打が出れば逆転サヨナラの場面。一夜空いたことで、逃げ切りを図る守備側、逆転を狙う攻撃側ともに再開後の展開を熟考していた。

両チーム共に眠れない一夜

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